3.廊下を走りましょう。 ページ4
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赤司君が黙ってしまったので私も聞き耳を立てた。先輩も聞き耳を立てている。
すると、微かに聞こえた。何かを引きずるような音。
ーーズル……ズル……ズル……
全員聞こえたのか私達は小声になって喋り出した。
『何この音……』
「警備員？」
「にしては何か変よね」
「……下の階か。」
『え？』
「……音の聞こえ方からして下の階に居る。少し階段から様子を見るぞ」
音の聞こえ方で何処から発せられた音か分かるの？！赤司君は聴力もいいとな。
って感心してる場合じゃない。
階段を少しだけ降りて下の階の様子を見た。
下の階に近づくにつれ大きくなる音。
ーズル……ズル……
そして。
下の階を一番最初に見た赤司君のポーカーフェイスが一瞬崩れた。
「え、何、どうしたの征ちゃ……っ！」
「何だホラーの定番ゾンビでも見たのか？」
続いて玲央先輩が口元に手を置いた。
目は見開かれる。
千尋先輩もそれは同様だった。
3人の反応に軽い気持ちで、え、私も私もーなんて言って見ようとしたら赤司君に凄い勢いで目隠しされた。
『いたぁーっ！』
目元を抑える。
といっても赤司君の手があるからその手の上に私の手を置くみたいな感じだけど。
大きく叫ぶと玲央先輩があ、やばいわよこれ！Aちゃん叫ばないで！と大きな声で言った。
『いや玲央先輩の声も大きいで、』
「……っ、まずい気付かれた！お前達走れ逃げろ！」
私の声を遮って赤司君が走りだす。
そのスピードは速い。
『え、待って私帰宅部、赤司君バスケェェェ』
「赤司見たか今の？！リアルバイオハザードだったぞ！お前バイオハザードやった事ある？！」
「黙れ千尋！いいから走れ！」
バスケ部に着いていける訳ない！と言おうとしたら言ってる途中でさらにスピードを上げられた。
帰宅部の私、焦る。
どうなってんのよ！と玲央先輩も焦る。
凄ぇ！と千尋先輩は喜ぶ。
赤司君、無言。
各自それぞれの思いを抱え、私達は先程の6年6組の教室まで辿り着いた。
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二階堂嗹哉(プロフ) - ちーちゃん先輩（千尋先輩）分かってますね！あれすげぇ！自分も学校走りたくなってきた！！←帰宅部 (2018年8月17日 23時) (
レス) id: 457093c9f7 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 私の学校生徒会ありますよ!!生徒会...児童議会なんですが、あれには嫌な思い出しかない...; (2017年8月21日 22時) (レス) id: 0e337993f1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎セルザ@復帰しました(プロフ) - エコロさん» あー……私の友達が吹奏楽部だったなぁ……とか思ったり笑 放送室に居たのは一体誰だったのでしょうか？笑 (2017年1月5日 9時) (レス) id: 98008e40b1 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 神崎セルザ@復帰しましたさん» うん(笑)会いたい〜
これ真面目になんだよね(笑) (2017年1月2日 0時) (携帯から) (レス) id: c4b4c5b1a0 (このIDを非表示/違反報告)
エコロ - か、感覚で…ですか。小4の時吹奏楽部に入ってたんですけど…すぐ止めたんですよ…(主人公どうなるんだよ…アナウンスェ…) (2017年1月1日 19時) (レス) id: 02a216e2f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎セルザ@復帰しました
| 作成日時：2016年11月6日 18時
