【赤司征十郎】学校を駆け回れ！2【黒子のバスケ】

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『って、こんな感動してる場合じゃない！宮地さん達が！』

「あ、そうッスよ！青峰っちと宮地さんと森山先輩にも何かあったみたいなんス！」

「何処に居るんだ？」

「え、し、知らないッス……俺とAっちは囮になってて」

「……囮？Aも？……それはどういう事かな？僕が納得のいくような理由があってAを囮にしたんだろうな？うん？くだらない理由だったらここでお前の人生を終わらせるぞ」

「わぁぁ！！すんませんッス！でも理由があって、とりあえず森山先輩達を探しながら話すっス！」



３人で廊下を歩く。
私が囮役を自ら引き受けたと言えば、赤司君からめちゃくちゃ説教をくらった。
ごめんなさい。



赤司君は何で銃を２つ持っていたのか、これに関しては図書室に一度寄ったら更に人数分銃が支給されていたんだとか。
二丁拳銃なんて使いこなせる人は赤司君だけだと思うけど、保険用に持っていた方が良いとか。



赤司君が見た限りでは、今吉さんと高尾君と氷室さんと千尋先輩が銃を同時撃ち出来るらしい。
あの人達銃触ったこと無いと思うのに凄すぎるでしょ。
ハイスペックどもが、私にもそのスキル少し下さい。



『赤司君、黒子君達は？一緒に行動してたよね？』

「……Aと涼太が訳の分からない叫び声を上げていたから何してるんだと思って走って来た。だからテツヤ達は置いて来たが火神と氷室さん、敦が居るから大丈夫だろう」

『梨汁ぶしゃーとか言ってごめんなさい』

「ちょっとふざけててごめんなさい」

「反省しているのなら許そう。それと、やらなければいけない行事、というものが何か分かった」



話ながら10分のリロードが終わって、廊下に居るゾンビさんを片っ端から転送してる赤司君イケメンすぎる。



やらなければいけない行事……って確か脱出するために必要な事の１つ、だよね。



「え、何をすれば良いんスか？」

「神桜小学校がやり残した行事……つまり卒業式だ」

『卒業式……？あ、火事が起こって……皆あれなら……確かに卒業式は……』

「でも卒業式ってどうやってやれば良いんスかね？そもそも誰を卒業させるんスか？」

「やり方までは……卒業式、ということしか分からなかった。まぁ少しずつだが、進歩はしている」



そっか……。
やっぱり手分けした方が早いね、危険はあるけど。
情報交換は終わった、後は早くはぐれた3人を探すだけだ。
それと高尾君達も早く探さないとだよね。



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