【赤司征十郎】学校を駆け回れ！2【黒子のバスケ】

81.作戦開始です。 ページ36

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結局。



「Aっち！何かあったら俺が守るッスからね！」

『うん、ありがとう。宜しくね、黄瀬君』



黄瀬君と一緒に囮役をやることになった。
私が駄々っ子のようにやーりーたーいー！とか暴れてたら渋々って感じだったけど。
目的のためなら手段は選ばないタイプです、私。
少し引かれてたけど気付かないフリを貫き通せばオッケー！



あー……でもいざ囮役をするとなると結構怖い。
黄瀬君も居るし１人では無いんだけど、誘導する相手がね、何考えてるか分からない相手だし。
亮君も話通じないとか言ってたし。
包丁使いだから。



正直心配しか無いけど、紐が仕掛けられている付近で待機してる先輩と青峰君の所に頑張って誘導しないとなぁ。



「じゃあ良いッスか？」

『……うん、オッケー、はっちゃけよう！』

「いやあくまで目的はおびきだす事ッスからね？！」

『要は叫べば良いんでしょ？叫ぶ言葉は私の自由だよね？』

「大きい声なら何でも良いッスけど……」

『私うっひょーに対抗するね』

「え」



ずっと思ってたんだよね。
何でうっひょーって言ってるんだろうって。
ヒャッハーじゃ駄目なのかなって。
テンション高めならふなっしーみたいにさ、あのくまさんが梨汁ぶしゃー、って言ってても良い気がするからさ。



それはそれで困惑するし吹くけどね。



とりあえず大きな声を出すために息をめいっぱい吸う。
後深呼吸。
走らなきゃいけないからね。
忘れてたけど私運動得意じゃないんだよ。
でも此処に来てから何度も走ってたしちょっとは足速くなってると良いなっていう希望。



「叫んだら走るッスよ」

『えっと、ゾンビさんも来るから適度に転送させつつ残りは宮地さん達がやってくれるんだよね？』

「そういう作戦ッスけど……計画通りには行かないと思うッスから気を引き締めるッス」

『了解です黄瀬隊長』

「……ちょ、まぁいいや、じゃあ……せーの！」

『梨汁ぶしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！』

「やっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！！」



叫んだ瞬間ダッと駆け出す。
久しぶりにこんな大声出したかもしれない。
思ったより……思ったより……ストレス発散になる！



『絶対ヒャッハーの方が良いと思うよぉぉぉぉぉ！！！！』

「アドバイスッスよぉぉぉぉぉぉぉ！！！」

『うっひょーはダサいよぉぉぉぉぉぉ！！！』

「キャラ変オススメッスぅぅぅぅぅぅ！！！」



意外と黄瀬君もノリノリだった。





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