【赤司征十郎】学校を駆け回れ！2【黒子のバスケ】

67.転校して来ました ページ22

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高尾君とリコさんを新たに仲間に加えて、緑間君とガイコツさんの元に戻ると、高尾君は腹を抱えて笑っていた。



ガイコツさんの見た目で敬語というギャップがツボにハマったらしい。
リコさんは穴が開くほどガイコツさんを凝視してるし、まぁその気持ちは分からなくもないけれど。



『と、まぁそんな感じで助かりました！』

「……あの子供にはそんな力もあったのか……見直したのだよ」

「真ちゃんwww呼び方wwひまちゃんって呼んだげてww」

「うーん、まぁあれは追い返したってひまりちゃんは言ってたし、一先ず次の課題はこのガイコツさんの名前ね……」

【何も思い出せず……お力になれずすみません……】

『あ、大丈夫だよ、その内私が思い出すから、多分』

「多分ww」



やっぱり高尾君が一緒に居ると怖さとか何もかも吹き飛ぶね。
シリアスクラッシャー、このアダ名が高尾君にはぴったりだ。
友達に是非欲しいタイプでもある。



転送銃のリロード時間が終わって、私達5人は再び歩き出す。
目指す場所は6年2組。
私のクラスだ。
理由は……高尾君が言った案外同じクラスだったりしてな、という言葉が少し引っかかったから。



6年2組に行けば、何か思い出す事が出来るかもしれない。
少しでもヒントを得る為に。



『……ここだ、6年2組……』



プレートを確認、大丈夫、合ってる。



「……でも、確かこのクラスは鍵がかかっていた筈なのだよ、……やはりな」



緑間君が扉を開けようとするも、ガタガタと音が鳴るだけで開く気配はまるでない。
鍵は持っていないし、職員室にも無かったし、開ける方法は無い。



来てみたけどやっぱダメか、そう諦めかけた時。
唐突に私は、それを思い出した。



〘今日は転校生を紹介する！入っていいぞ〙

〘……初めまして、ーーーと言います、宜しく〙

〘うわぁ……A、転校生かっこいいね……！〙

〘そうだね、モデルさん並みだね……〙



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〘ねぇねぇ、何かモデルとかやってるの？！〙

〘いや、何も〙

〘何でこの学校に来たの？！〙

〘何でって……父さんの仕事の転勤で〙

〘今度一緒に遊ぼーぜ！〙

〘……俺と？……ありがとう、分かった〙



少しだけ茶色がかかった髪の色をした、クールな印象の男の子。



〘でも12月に転校とかじゃなくて良かったねー！まだ5月だからいっぱい遊べる！〙



顔立ちが整っていた、転校生……？




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