元カレ9（yuta.t）

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「私も会いたかったよ」



ギュッと力を込めて

大きく深呼吸





「ちょっと」

体をギュッと持ち上げられて

ソファの上に座る裕ちゃんの膝の上に座って



玉「ん」



顎を上げてくる




「ふふ」



鼻が当たるくらい顔を近づければ



玉「早く」



急かされる




チュッとキスをして、
角度を変えてゆっくりキスをすれば、
私のペースに合わせてキスが始まっていく




玉「まだ」




一度離せば、直ぐにおかわりの要望がきて

玉「風呂入ってないけどいい？」




コクリと頷けば

また抱きかかえて、そのまま寝室に移動して
ベットにゆっくり寝かされる




玉「かわいい」



私の上にいる裕ちゃんは、
目を合わせてそう言ってくれる




玉「…やばい」






久々なのもあって、
キスだけで蕩けそうで



好きすぎて
愛おしくて
破茶滅茶にしてほしくて

夢中だった。









玉「A？」



「気持ちよかった」



ベットで腕枕してもらいながら、
完全に余韻に浸り、力が入らない体を丸めた



玉「ふふっ、ありがとう」







優しくこめかみにキスしてくれて
もうこのまま眠りにつきたいくらい。



玉「飲み物、もらっていい？」



「うん、自分で持ってきてくれる？」







裸体の裕ちゃんの後ろ姿は
彫刻かのように綺麗


羽が生えてきそうな背筋と
キュッと締まってる小さなお尻

長い手足。
私より細いんじゃないかと思うくらいの足




だけど、、


「裕ちゃん、ちゃんとバランス良く食べてる？」




玉「バレた？」




「ニキビ多いもん」




玉「夜中に食べるラーメンがマズイかな」




「ラーメン食べても良いけど、
好きなものだけじゃなくて野菜も摂るとか、夜遅い時間に揚げ物は控えるとか気をつけるだけで違うと思う」



玉「結婚したら
俺の体調管理してね」



「えー、
それすごい責任重大」



玉「え？そう？」



「だって、スーパーアイドルの体調管理なんて、
栄養士の資格とか取っといたほうがいいかな？」




玉「料理なんて少しずつ覚えて行けばよくね？」



「何にもできない裕ちゃんが言う？」



玉「あ、あのね。
まだ秘密だけど、
俺、1ヶ月一万円で生活するから」



「え？どゆこと？」



玉「バラエティ番組あるじゃん？」



「うん…え？それ？」




玉「そう」




「うそ！凄くない？
え？一人で？
７人で？」




玉「俺だけ。
芸人さんとタレントさんと競う」




「やばい。
あの番組老若男女問わず見るじゃん」

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