元カレ9（yuta.t）

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玉「サーフィン楽しかった？」



「凄い楽しかった」




運転する裕ちゃんをちらっと見れば



玉「ん？」



「ううん」




玉「何？言いたいことありそうな顔してるよ」





「…別に」





玉「じゃあ、当ててあげよっか？」




「…」




玉「「何で私が裕ちゃんと帰らなきゃいけないの？
めっちゃ気まずいじゃん」って思ってるんでしょ？」





「…半分正解」




玉「喜べないわ」




「…いっつもいっつも強引なんだもん。

せっかく連れてきてくれた裕ちゃんのパパとママに申し訳ない」



玉「気にすることないのに」



「私が気にする」




玉「俺のせいだってわかってると思うよ、うちの親は。」




「だとしても、気にする」







玉「あのさ、」



「何？」





玉「本気でやり直すこと考えてもらえないかな」




「…」




玉「許して欲しいとかそんなんじゃなくて、

Aと居たい。
ずっと一緒にいたい。」




「それは本心？」




玉「本心は、、

ずっと一緒にいたい。
誰にもAの事渡したくない。

独り占めして、俺だけのAにしたい

誰にも触らせたくないし、
誰ともキスして欲しくない」




「…ほんと勝手」




玉「ごめん」





「……」







玉「Aが幸せなら、それだけで良いって思った。
けど、実際はそれだけじゃどうしてもダメで。

俺が幸せにしたいと思ったら側にいて欲しくて、
ずっとそばに居たくて。


Aと居ると、ほんとは言わない方が良い事も理性が保てなくて全部我慢できなくなる。

ほんとダサいのはわかってる。
けど、そんなんどうでも良いからAが欲しい」




「………」




玉「もう2度とAの事裏切らない
悲しませないって約束する」




「…わかった」



玉「…いいの？」



「か、考えるだけだよ」



玉「ッシャ」




嬉しそうにクシャッと笑ってガッツポーズをしてる裕ちゃん




…結局この日はそのまま
裕ちゃんの家に強制連行されそうに





「裕ちゃんはそれ目的なのかってめちゃ疑う」



玉「嫌ならそゆことしないから」



「私が嫌じゃなかったらするんじゃん」




玉「お互い嫌じゃないならしたいもん」




「…絶対いや」




玉「何で？」




「何でってさ、私達付き合ってないんだよ？」



玉「俺はAの事大好きだし。
好きな子と一緒にいたら我慢する方が辛いでしょ」




「だから帰るの」





玉「でもAが嫌って思ってるなら我慢する」

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