元カレ9（yuta.t）

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焼きたてのお肉をどっさり用意してくれて、
カラカラの喉をプシュっとビールで潤した





疲れもあって、食べて飲んだら
眠くてウトウト。


椅子に小さくなってれば



…夢の中？
現実？





？「A乗れたの？」



なんて声がする。




玉母「すっごい頑張ったみたいだから起こさないであげて」





だんだん意識が薄れてく






喉が渇いて目を覚ましたら、
朝から波乗りしてたパパ達は飲んで熟睡中



玉母「あ、起きた？」



「すいません寝ちゃって」



玉母「今ね、飲み物買ってきたの。
何か飲む？」



「いただきます」



ヒェッ冷えの瓶コーラを貰って


炭酸で鼻ツーンなって。





「まだ時間大丈夫ですよね？
もう一回行ってきてもいいですか？」



玉母「大丈夫よ。
でも1人で平気？」



「無理そうなら涼太くん探してみます」






板を持って、海に入る。



パッとみどれが涼太くんか分からないし、
1人で行くのは怖いからぷかぷか波に乗って少しずつ沖に出てみる。






何回かトライして一応立てたりして。
夢中になってたら



玉「A」




「…え？

何で？
え、いつ来たの？」


玉「Aが昼寝してる時？
テント戻ったら1人で行ったっていうから探したわ」




「裕ちゃん来る予定だったの？」



玉「いや、実家帰ろうと朝電話したら、
ここにいるっていうからさー

しかもAも一緒っていうから」



「わざわざ来たの？」



玉「わざわざ来たよ？」






板にまたがりながら海のど真ん中で
そんな会話して、


玉「お、いい波来た」






すっごい上手




「裕ちゃん凄い」




玉「久々だからやばかったけど」




「私の見た？」



玉「だって、今日デビューでしょ？
1日で立てるようになっただけで充分だって」





それから、普通にサーフィン楽しんで
15時過ぎに引き上げて
帰る支度し終わった頃には




「やばいな」




潮干狩り帰りの渋滞もあって、車の渋滞の列が見える





玉「A帰り俺と一緒ね」



「…どうして？」



玉「1人じゃ寂しいじゃん」



「パパ達に乗せてもらった方が家も近いから、
こっち乗せてもらうから」





玉「えぇーだって途中眠くなったらやばいじゃん」





涼「は？運転させんの？」





玉「話し相手だよ」




そう言って私の荷物を自分の車に乗せて、




玉「じゃあ、先に帰るわ。
Aも連れて帰るから」



って渋滞してる道路に合流した。

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