165話 ページ17
一通り話したところで、2週間前に生理痛だけを感じたはずなのに、肝心な生理がちっともやってこないことを思い出した
「そういえば、女子の日が来なくてさ〜」
私は軽い気持ちでそう口にしながらそっと窓の外を眺めながら頬杖をつく
それと同時に視界の端で紅茶を飲んでいた友達がゴフッと声を出しながらカップを置いたのが目に入った
「は?」
彼女のその声でまずいことを言ったことに気が付き、ハッと我に帰った私は咄嗟に訂正をし
納得した様子の彼女はため息と共に口を開く
「心当たりあんの??」
友の言葉に、納得したのではなかったのかとツッコミを入れたくなるが
どうやら真面目な様子の彼女に私は小さく首を振るしかできなかった
「全くないよ、本当に。まだキスすらまともにしてないもん」
そう、キスすら…まだちゃんとしてない
付き合ってすぐにそういうことをするのは…どうなのかと思ってしまうけれど
やっぱり高校生の時のあの真ちゃんの顔が脳裏に焼き付いて忘れられない
そしてこの間の合コンの日の彼の顔は
あの時と何も変わらない、男の人の顔だった
家に行った後は…えっと、風呂に入って…、告白されて…それで、それで
自分が布団に入った時のことはあまりよく覚えていなかったはずなのに
どうやら私の知らない何かを知っている様子の下腹部は正直に跳ね上がる
その時突然頭によぎったのはベッドに腰掛ける真ちゃんの色っぽい顔だった
あれは夢なのか、現実なのか…
朝起きた時の真ちゃんの反応も重なって、私はなにか大変なことが起きているのではないかと嫌な予感がした
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チョコドーナツ(プロフ) - 更新停止……ですか!!??先が気になりすぎて……そして真ちゃん可愛いし最高ですありがとうございます (4月7日 1時) (レス) id: 915577a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
M - 忙しくて、ずっと読めてませんでした。すみませんm(_ _)m黄瀬くんの方も楽しみにしてます(*^^*)頑張ってください! (2021年6月15日 10時) (レス) id: d11a777a3f (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Mさん» ありがとうございます( ; ; )そろそろ黄瀬くんのほう書かないと!!!! (2021年5月29日 10時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
M - はい、、、クライマックス、近づいておりますね、、、あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーー。もうダメです。ショートします。( ゚∀゚)・∵. グハッ!!良すぎです。続編きましたが、早いですね。お忙しいと思いますが、頑張ってくださいm(_ _)m (2021年5月28日 13時) (レス) id: e87ddeca49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年5月28日 9時