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151話 ページ2

「…真ちゃん、」


そっとしんちゃんに引っ張られるがまま、真ちゃんの方へと駆け寄ると
私はまた足を引っ掛けて、今度は真ちゃんのもとへ抱きつく様な格好で胸に飛び込んでしまった


「…わぶっ、、」

濡れているはずのTシャツからは真ちゃんの匂いを感じて
やはりこの筋肉のついた胸板が好きだと本能が叫んでいる

不思議とドキドキしないこの状況に
私は少し身を委ねてみたくなったりしてみて

そんな状況でさっきの発言を思い出した私は、少し照れた顔をしながらゆっくりと顔を上げた


「し、…真ちゃん、いまの、どゆこと、?」


私は付き合ってないし
私は彼女ではないし

真ちゃんが口にした「彼女」は、いわゆる女性を指すときの彼女だったのか…?

あれ、あれ、と回らない頭を必死に回して

そんななかふと視界に入った例の彼がとても複雑な表情で


なんと説明していいかわからなかった私は思わず「…えと、」と口を開いた


「合コン、で、持ち替えられたら困るからって…、こうやって迎えにきてくれてたりしてて」


必死に挽回しようと口を動かすけれど、うまく話がまとめられない

「うん、さっきの電話、でしょ、」


するとそんな私の様子を見かねた彼が少し寂しそうに
「ちゃんと帰れるなら安心だね」と口にする


それと同時に激しく水飛沫を上げながら車が横切り

車のライトで彼の曇った顔が照らされた


「…でも、Aちゃん、ちょっと男の人にすぐ食べられちゃいそうなタイプだから、合コンとかはもう行かない方がいいよ」


なぜだろう、最後も優しいところまで真ちゃんにそっくりだ


だんだんと強くなった大粒の雨が地面に跳ね返る音が耳を貫き

そんな中真ちゃんは何事もなかったかの様に傘をさした

私もお店に置いていた傘をさして、そっと真ちゃんの顔を見上げる


するとお店の中から楽しそうなみんなの声が聞こえて
もうお会計を終えたみんなが出てくると気がついた彼が

「気をつけて帰りなね」


私たちの背中を見てそうつぶやいた






「あれ、Aは?」



「…あー、1人で帰れるっていってきかなくて、1人で帰っちゃった」



「…あーそっか、逃げられちゃったね〜」


「ってばか、初めからそんなつもりじゃねぇよ!!!!」



「何言ってんの〜!純粋に恋してたくせに!!!!」



「うるせぇよリア充!!!ww」

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チョコドーナツ(プロフ) - 更新停止……ですか!!??先が気になりすぎて……そして真ちゃん可愛いし最高ですありがとうございます (4月7日 1時) (レス) id: 915577a7d1 (このIDを非表示/違反報告)
M - 忙しくて、ずっと読めてませんでした。すみませんm(_ _)m黄瀬くんの方も楽しみにしてます(*^^*)頑張ってください! (2021年6月15日 10時) (レス) id: d11a777a3f (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - Mさん» ありがとうございます( ; ; )そろそろ黄瀬くんのほう書かないと!!!! (2021年5月29日 10時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
M - はい、、、クライマックス、近づいておりますね、、、あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーー。もうダメです。ショートします。( ゚∀゚)・∵. グハッ!!良すぎです。続編きましたが、早いですね。お忙しいと思いますが、頑張ってくださいm(_ _)m (2021年5月28日 13時) (レス) id: e87ddeca49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん | 作成日時:2021年5月28日 9時

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