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67話 ページ18

「よっしゃぁ〜ハシゴぉ〜するぞぉ〜」

「しない、!帰るのだよ」

今日も練習の後だからか、俺の肩にからまりながらよろよろと歩く高尾の足は今にも砕けそうで
俺はそんな高尾の腰を掴みながら近くの俺の部屋まで運んだ


「…しんちゃぁーん」

何が悲しくて男の腰なんか掴まなきゃなんねぇんだと思いながらも、急に寂しそうな声で俺に声をかけた高尾に返事をする

「Aのことー、…頼んだぞぉ」

またその話か、と思いながら「はいはい」と適当に受け流し
俺はマンションのインターホンに鍵をかざして自動ドアを開けた

「Aはぁ、…元カレに無理矢理されて傷ついてっからぁ…」


エレベーターのボタンを押した途端にそう高尾が口にして
俺は思わずボタンを押す手が一瞬止めてしまった

無理矢理…、された?

どくんと胸が大きくなり、俺はもう一度しっかりと人差し指を突き出し拳を握り
力強くボタンを押し込んだ

「…なんでそんなにアイツの話ばかりする」

ウィーンと開いたドアをくぐりながら俺がそう尋ねると、高尾は幸せそうな顔で「ンェ?」と俺の方を見て

高尾が何かを答えようとしたところで頭上から軽快な音が鳴った




「おい高尾、後少しだ、起きろ」


自分の家の鍵を出すために高尾を放置していたら、その間に高尾は壁に寄りかかって目を閉じていて
鍵を開けた俺はドアを押さえながら高尾の腕を強く引っ張った


大学生の時からいつもこうだ
高尾は酒に弱いくせに何かと俺に吐かせたい時に酒に誘う

俺だけ飲ませて自分は酔わなければいいのに、結局いつも相談に乗る気満々の高尾は1人空回りして
俺の部屋で朝を迎える

やっとの思いでソファに寝かせた俺は、朝でぐっしょりとしめったスーツを脱ぎ捨ててシャワーへ向かった

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りん(プロフ) - ぱなおさん» メッセージいただいたら書くしかねぇ!ってなりました!この小説はサクッと終わる予定なのでサクッと書きますね笑最後までお楽しみいただけたら嬉しいです! (2021年4月5日 9時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
ぱなお(プロフ) - りんさん» わー!!返信嬉しいです、更新もありがとうございます( ; ; )いつまでも待ち続けますので無理せずに更新してくださいね!!( ; ; ) (2021年4月5日 0時) (レス) id: a37a5acae8 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ぱなおさん» ぱなおさんありがとうございます( ; ; )最近リアルが鬼忙しくて投稿が滞っておりますが、終わる気はさらさらありませんので頑張って書きます!!これからもよろしくお願いします( ; ; ) (2021年4月4日 10時) (レス) id: 6b9a318112 (このIDを非表示/違反報告)
ぱなお(プロフ) - 最高すぎて一気読みしました!!続き待ってます( ; ; ) (2021年4月4日 1時) (レス) id: a37a5acae8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん | 作成日時:2021年3月4日 11時

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