【黒子バスケ】 転校して来た私はキセキの世代の最強選手…って本当？

第５０Ｑ　過去　大好きだから ページ23

蘭「てん…こう…！？」

A「うん。お父さんが転校しろって…」

蘭「な、何で！？どこに転校するの！！？」

A「帝光中学校だよ。ここからは遠いね…」

蘭「帝光中…」

A「転校する理由は、こんな事があったから。私は今まで通りで大丈夫って言ったんだけど、お父さんがダメだっていいだして…」

蘭「そう…なんだ…。」

A「ごめんね…。せっかく親友になってくれたのに…」

蘭「ううん。元は言え、凛があんな事しちゃったから…。Aは何も悪くないよ？」

　本当に蘭は優しい…。本当にっ…すごく…

蘭「A…？」

A「え…？」

　私は無意識に涙を流していた

A「あ…あははは…何だろう…何か出てる…。何でだろう…何でっ…何でっ…！！」

　ポロポロと流れていく。そんな…今日はこんな風に別れをするために来たんじゃないのに！！

　止まれ！！止まってよ！！


　ギュウッ…


A：！！

蘭「A…。無理しなくていいよ？私も…もうっ…できないっ…からぁぁ！！」

　そう言って私を抱きしめながら蘭は泣きだした

　あぁ…。蘭も同じくらいガマンしていたんだね？

　ありがとう…本当にありがとう…。蘭…あなたが親友で良かった…

A「ありっ…がと…。ありがとうっ！！…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッッ！！！」



　その日の夕方…。私たちは夕日が沈むまで抱き合って泣いていた

　たくさんあったけど、蘭に会えて良かった…

　ねぇ…蘭。私…同世代の人とバスケやるのは怖いけど、上の人とは出来る気がする…。

　だから、バスケはやめない。大好きだから＾＾

　やっと過去編終わったぜ！！→←第４９Ｑ　過去　伝えたいこと

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す