霞柱と共依存5 【鬼滅の刃】

佰玖拾伍話 ページ10

.







「Aちゃぁぁあん！！相変わらず可愛いねぇぇえ！！」






「A、また逢えて嬉しいぞ！！」








『…善逸、炭治郎？』







キメツ学園に入学して驚いた








「よぉA、久しぶりだな」






「良かった、またAに逢えて」







『玄弥、カナヲまで…』








昔、一緒に戦った友達もこの学園に通っていた事。







それと、








「六神、その髪飾りと胸ポケットの簪は校則違反だ」






『冨岡さん……なんでジャージ？』







「おィ冨岡ァア空気読めよォ」






「そんなだから皆んなに嫌われるんですよ？」






『不死川さん、しのぶさん！』






相変わらず冨岡さんに厳しいなぁ、不死川さんとしのぶさんは。







「Aちゃんの制服姿可愛い！！キュンキュンするわぁ！！」







「甘露寺、大学はどうしたんだ？」






『蜜璃ちゃんに伊黒さんまで……っうわ！？』








皆んなとの再会に驚いていたら、後ろから思いっきり突進された。






この感じはもしかして……








「A！お前今までどこにいたんだよ！！」








『い、伊之助ぇ……』







前世で唯一の心残りだった伊之助








『伊之助、逢いたかったよ…』






その懐かしい姿を見てまたボロボロと涙が出てくる








「な、なに泣いてんだよ！お前がまた絶対逢えるって言ったんだぞ？！」







『そうなんだけどさぁ…ｸﾞｽ…』







また逢えるって思っていても、いざ本当に逢えたら嬉しすぎて…







『と言うか、皆んないるって知らなかったのもしかして私だけ？』






「宇髄はAを驚かせてやりたかったみたいなんだ…」






「うむ！許してやってくれ！！六神少女！！」






悲鳴嶼さんと煉獄さんの言葉に師範を見遣るとニヤリと笑った。







「どうだ？俺様からの派手なサプライズだ！！」







『ｸﾞｽ…サプライズ上手すぎて驚いてます』







早く言ってよって思ったけど、またこうして皆んなに逢えたから良いかなって。








「A良かったね、皆んなにまた逢えて」






『うん、本当に良かった…』






無一郎の言葉に頷いて皆んなを見渡す






皆んな昔と変わらないなぁ…







「も〜また泣いてる」







『だって、嬉しいんだもん』







「…そうだね。ほら、おいで」








また皆んなと過ごせるんだって思うと更に涙が出て、暫く無一郎の胸で大泣きしてしまった。







.

佰玖拾陸話→←佰玖拾肆話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す