続＝ LOVE！【TH】 (ページ15)

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TH side ページ15

TH「ハァ、ハァ、ハァ」
SG「テヒョンイ、大丈夫か？」
TH「うん、平気…ハァ、ハァ、ハァ」
ﾒｲｸ「はいはーい。顔あげて！汗拭く。あとちょっとメイク直すから目、瞑っといて！」
TH「ハァ、ハァ、ハァ」

Aにスタッフパスを渡した日にメイクヌナにあの日Aの部屋から持って帰ったリップを渡して伝言をお願いした。

ﾒｲｸ「よし、あのさ、Ｖ？」
TH「わかってるよ、ヌナ。あいつ来てないんでしょ？」
ﾒｲｸ「違っ！「テヒョン！お前足見せてみろ！」」
TH「あ、はい。…ありがとヌナ」
ﾒｲｸ「あ、ちょ！」
ｽﾀｯﾌ「オンニ！こっち確認お願いします！」
ﾒｲｸ「は、はーい！」

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NJ「お前、大丈夫か？この足、いけるか？」
TH「はい、大丈夫です」
JH「テヒョンイ、大丈夫？ちょっと！クーリング持ってきて！」
TH「すみません、心配かけて。冷やせば大丈夫です。」
JH「次の曲、僕がダンスカバーするから！」
TH「ありがとう、ヒョン」

さっきのステージで床に飛んだ汗で滑って少し足を挫いてしまった。
今は痛くないけど、ライブ終わったら痛くなるんだろうな。
ツアーをしていたらこんなことしょっちゅうだ。
バレないように普通にしてたけど、やっぱりヒョン達には敵わない

ｽﾀｯﾌ「Ｖさん、冷やすので足上に上げてください」
TH「はい」

周りを見回すとジニヒョンは壁際にいるスタッフと話をしている

TH「(誰だろ、あれ。あんなスタッフいたっけ？)」

その人は口元までパーカーのフードを被っていたけど
口に乗ったリップの色が懐かしい気がして目が離せなかった

ｽﾀｯﾌ「Ｖさん、すみません、他の方のところに行くので少しこのままでいてください！」
TH「あ、はい！」

本番中に何他のこと考えてるんだよ、俺は。
また周りを見回すと床にはグガが倒れ込んでいて
数名のスタッフに仰がれたり、酸素スプレーを当てられている
ジミナも座り込んで項垂れていてしんどそうだ。
あの2人は特に歌のパートや高音が多い
俺もヒョン達みたいにメンバーをフォローしたいのに

TH「はぁ、だめだな、俺」

俺は両手で頬を思いっきり叩くと自分の前にある鏡をの中の自分を見つめた

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