第二十三話 主人公side ページ35
あの後はレオねぇ…玲央が家まで送ってくれた。
「ありがとう、玲央」
「いいの。また明日、中庭で会いましょう。おやすみ」
そう言って玲央は私の頬にチュッとキスをした。
「ちょっ！玲央っ！！」
恥ずかしくて顔が熱い。
「ふふ、またね」
全く動じない玲央は手を振りながら帰っていった。
「おかえりなさいませ、お嬢様」
「ただいまっ！」
「おカバンをお持ちします」
「ありがとう」
「今日はご機嫌でいらっしゃいますね」
ニコッと微笑むメイドは幼い頃からの世話役。
だから、他の使用人に比べて、私の変化はごまかせない。
「そうなの！とっても嬉しいわ！」
「流石征十郎様ですわね。お嬢様を喜ばせてくださいますね」
その言葉を聞いて改めて事の重大さを認識した。
「え、ええ。そうね」
ごめんなさい。嘘ついちゃうわね。
「もう寝るわ。おやすみ！」
バタンと扉を閉めてふぅ、と息をつく。
ポケットの中からネックレスを取り出す。
そして、ギュッと抱き締める。
「大好き、玲央…」
やっとかなった願い。
絶対にバレないようにしなくちゃ。
征十郎の前では遠矢家の令嬢、遠矢彩。
玲央の前では本当の遠矢彩で居るようにしよう。
そう思いながら眠りについた。
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楓 - 征十朗じゃなくて、征十郎ですよ。 (2016年2月13日 18時) (
レス) id: e9c8f0716a (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - と&も&えさん» ありがとうございます。レオねぇカッコいいですよね！これからもよろしくお願いします！ (2015年8月18日 14時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
と&も&え - 僕これ見てもっとレオ姉好きにナッチャッタ！！！ (2015年8月17日 23時) (レス) id: 6f0ea2721c (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - satoさん» ぽいですか？wオネェなので、こんな感じかな？と。コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。も (2015年8月13日 15時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - 実渕先輩、何か、乙女？ (2015年8月13日 15時) (レス) id: 2bb3a92db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸村美咲 | 作成日時：2014年2月20日 22時
