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第二十.五話  葉山side ページ31

いつもより遅くまで自主練してたから永吉も他の部員も先に帰ってしまったから一人で帰っている。

そんなとき、最近部活に顔を出さなかったマネージャー、遠矢が走ってくる。

「あれ?遠矢じゃん。久しぶりだな」

パッと顔を上げた遠矢の目には涙が。

「小太郎……もうやだよ。助けて……」

すっげぇ苦しんでるってことが一目で分かった。

ギュッと抱きついてきて、涙が俺の服に染み込んでいく。

「えっ!?ちょっ!?遠矢!?」

声を押し殺して泣く姿なんか、見たこと無くて、

こんなに辛い思いしてたんだ。

なんでもっと早くに気付いてやれなかったんだろうとか。

思うんだ。

「えーっと、取りあえずどっか入ろう」

しっかりと遠矢の手を握って歩く。

歩幅をそろえて、疲れさせないように。


最寄りのカフェに入って注文する。

「俺は、コーラで。遠矢は?」

「…じゃあ、紅茶で…」

「かしこまりましたぁ〜」

店員さんが厨房へ戻っていく。

「で、どうしたんだよ」

「あ、のさ」

遠矢が話そうとした。




けど、少しだけ上目使いで俺の顔を見てくるのに耐えられなかった。




「話、遮ってごめん。もう無理だ。俺さ、








遠矢の事が好きなんだよね」


パッと遠矢を見ると、悲しそうな、つらそうな、絶望したようなそんな目が俺に向けられていたんだ。

第二十一話  主人公side→←第二十話  主人公side



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- 征十朗じゃなくて、征十郎ですよ。 (2016年2月13日 18時) (レス) id: e9c8f0716a (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - と&も&えさん» ありがとうございます。レオねぇカッコいいですよね!これからもよろしくお願いします! (2015年8月18日 14時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
と&も&え - 僕これ見てもっとレオ姉好きにナッチャッタ!!! (2015年8月17日 23時) (レス) id: 6f0ea2721c (このIDを非表示/違反報告)
幸村美咲(プロフ) - satoさん» ぽいですか?wオネェなので、こんな感じかな?と。コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。も (2015年8月13日 15時) (レス) id: 4a46a7ef80 (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - 実渕先輩、何か、乙女? (2015年8月13日 15時) (レス) id: 2bb3a92db8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸村美咲 | 作成日時:2014年2月20日 22時

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