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___ピピピピッ…ピピピピッ
6:30。
『涼太〜起きて〜』
Aっちの、声で起きる朝。
黄瀬「んー、おはよっす」
寝起きからAっちって俺幸せ者すぎっスよね?
『ご飯、海岸で食べようよ』
黄瀬「いいっスね」
『じゃメイクしちゃうね』
黄瀬「俺もヘアセットするっス」
2人で並ぶ姿を鏡で見て少し照れる。
黄瀬「カップルみたいっスね」
『それな笑』
多分、俺たちの距離はもう限りなくゼロに近い。
Aっちの笑顔がそれを感じさせた。
『やば今日化粧ノリ最高』
黄瀬「なんスか?気持ちの問題っスか?笑」
『はは、そうかも!』
手際良くメイクを進めるAっち。
『終わった〜早く海行こ!』
水着を持ってホテルを出る。
海岸を歩きながら朝ごはんを食べられるところを探す。
時刻はまだ7時半。
『あ、アサイーボウルのワゴンあるよ!』
黄瀬「食べるっスか?」
『うん食べたい!!』
2人で海岸に座ってアサイーボウルを食べる。
その姿を動画に撮ると、
Aっちはカメラに向かって微笑んだ。
黄瀬「ちょ、今のは反則っス…///」
顔に熱が集まる感覚に襲われた。
『可愛すぎか笑』
俺はAっちの横顔に見とれた。
もう、
なんか目が離せなかった。
綺麗で綺麗で。
可愛くて。
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・
黄瀬「すきっス」
気付いたらそんなことを言っていた。
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・
『え?』
Aっちが俺の目を真っ直ぐ見た。
黄瀬「あ、いや、その…///」
無意識に口走ってしまった「すき」という言葉に自分で照れる。
『もう1回聞きたい』
Aっちは確信犯のように笑った。
黄瀬「……すき、っス」
Aっちの目をまっすぐ見て言った。
・
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・
『私も、すきっ!』
少し頬を赤らめて笑ったAっち。
黄瀬「付き合って、くれますか?」
『もちろん!!』
俺はAっちの背中に手を回した。
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まみ(プロフ) - この続編が見たいです! (2020年10月25日 21時) (レス) id: 911d660f53 (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - 姫坂ひなのさん» わあああありがとうございます!!!今稲荷崎を書いているのでぜひ!! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
姫坂ひなの(プロフ) - キャアアアァ素敵な話でした…!新作のハイキュー!!のも楽しみにしてますね! (2020年4月4日 21時) (レス) id: 0879417deb (このIDを非表示/違反報告)
mi…(プロフ) - ちょこれーとさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!推しは赤司ですが、黄瀬と虹村さんも好きです!!!! (2020年4月4日 17時) (レス) id: 4065260f63 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - すごく面白かったです!推しってやっぱ黄瀬君なんですか? (2020年4月4日 16時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi… | 作者ホームページ:I don't have.
作成日時:2019年12月27日 12時