【黒バス】可愛い後輩が好きな人へ変わる瞬間｡【笠松幸男】-完-

#12 ページ12

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テスト返却日。





俺や森山、小堀は3年で教科数が少ないため、




1，2年よりも早く終わった。





小堀「どんな感じ？テスト結果」



笠松「いい感じだ」



森山「赤点は無いが点数はあまり高くないな」



小堀「じゃあとはAと黄瀬だな」



森山「てか笠松Aとどんな感じなの？」



小堀「それは俺も聞きたいな」





ったくコイツら...。





笠松「どんなってなんもねえよ」



森山「なんもねえじゃねえだろ？好きなんじゃねえの？」





は？





俺がいつ誰にそんなことを言ったってんだ。





笠松「別に好きじゃねえ...」





なんだこれ、





胸がキュってする。





小堀「さてはお前、恋したことないのか？」



笠松「そんなん前から知ってんだろ」



小堀「はは、まあな」



森山「知らないぞ〜Aが誰かに取られても」





誰かに取られるってなんだよ。





もともと俺のもんじゃねえ。





とまあ色々話す内に30分が経ち、少しずつ1,2年が顔を出してきた。





黄瀬「こんちわーっス！」





問題児1号の登場。





森山「黄瀬テストどうだった？」



黄瀬「赤点ゼロです！」



森山「よくやった。お前はいい子だ。」



笠松「保護者かっつーの」



森山「つかAは？」



黄瀬「お友達に捕まってます笑」





そして、





＿＿＿バンッ


勢いよく部室のドアが開く。




『笠松先輩！！！』



笠松「威勢がいいなどうした」



『数学！！72点でした！！！』



笠松「なんだよやればできんじゃねえか」



『先輩のお陰です！ありがとうございます！』




となるとやはり、、、




森山「先輩のお陰？なの？A」



『はい！笠松先輩が教えてくれました！』





ばか！





そんなん言ったらいじられるに決まってんだろ！





森山「あれ笠松クンさっき何も無いって言ってませんでしたか？」



小堀「言ってましたね」



笠松「なんもねえよ」





ここまで来たら意地でも話してたまるかっつーの。





って、





あれ？





俺なんでこんなムキになって隠そうとしてんだ？





まじで意味わかんねえ、自分。





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