罪状3 ページ4
遭遇事件から数時間経ち、蟻かと問いたくなる程の人数が入場を待ち列を連ねる
私は1枚2.5で売っていたチケットを買ったので当たり前にA1〜A100列に並ぶ。まぁつまりA1ということだ。
1人で入るのは虚しいのでいつも色々やらかしているこたぬきの杏璃(アンリ)と共に入る。同担?あんな推し全肯定botとなんて繋がりたくはない
スタッフ「入場開始しまーす!!押さないでゆっくり歩いてくださーーい!!!!」
スタッフ「A1とA2の方〜」
『ん、入ろっか』
スタッフにチケットを見せゆっくり入る。こんな番号、どうせドセン行けるからね〜
『はいきたドセン〜!!W』
杏璃「無理死ぬ流石だわ〜誰か来る前に写真撮ろうよ」
『そうだね〜マナー厨来る前に会場の写真だけ連写しとこ』
杏璃「それ後で送って〜ウチすっからかんの会場撮るから」
『オケ』
とまあ入って早々やらかしはじめるのが私達。スタッフは人員が足りていないのかまだいない。
杏璃と駄弁っていると、あっという間にZeppが埋まる。そこは流石大手だなあと痛感する
『そろそろ始まる?あと3分だわ』
杏璃「マ?んじゃそろそろ撮るか」
後ろや横に聞こえないくらいの小さな声で話す。
何を撮るって勿論音源だ。この距離だと映像は無理かなと諦める
スマホにあるレコーダーというアプリを起動し、誰にも見えないように万が一のことを配慮し、胸の前でスマホを隠すようにして録音を開始。
素早く画面を落としてスマホをポケットに入れる。
すると注意アナウンスが流れ、会場に響く音楽が大きく、会場全体か暗くなっていく。
後ろから聞こえてくるキンキン声さえも愉快に感じながら、密かに胸を高鳴らせる。
この為に一生懸命働いた。この為にどんなことがあっても今日を生きようとした。この為にスキンケアや髪の手入れもマッサージだって怠らなかった。
ねぇ、センラさん。あなたは今日、私を幸せにしてくれるの?
それとも
私に愛想を尽かして干しちゃう?
貴方は優しいから
貴方は優しすぎるから
その優しさが自分の首を締めているなんて気付いてないんでしょーね(笑)
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りゆ - わぁ!いままで見たことのない夢主ちゃんでびっくりしてます!すっごく面白いです!更新待ってます! (2020年3月17日 14時) (レス) id: ebc25fbea8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか(プロフ) - ストーリーの内容ものすごく好みです!更新待ってます! (2019年11月26日 17時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
あるみ(プロフ) - 闇雲@センラーさん» こんばんは。コメントありがとうございます。私の中の害悪を最大化したらかなり悪質になりました。刑事裁判待ったなしですね(笑) (2019年6月18日 0時) (レス) id: 1ea1ba5c8e (このIDを非表示/違反報告)
あるみ(プロフ) - しらすさん» お返事大変遅れてしまい申し訳御座いません。そうですね、私も経験ないのでかなり悪質なリスナーになってしまいましたがこれから頑張って軌道修正してくれる女の子にしてあげたいですね(笑) (2019年6月18日 0時) (レス) id: 1ea1ba5c8e (このIDを非表示/違反報告)
あるみ(プロフ) - ゆうぽんさん» お返事大変遅れてしまい申し訳御座いません。当作品のご愛読感謝致します。まだまだ設定もオチもふわっふわですがこれからもよろしくお願い致します! (2019年6月18日 0時) (レス) id: 1ea1ba5c8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるみ | 作成日時:2019年3月17日 22時