にじゅうきゅう ページ33
翌日
『ん……』
頭になんか乗ってる…?
てか、え、金縛り?動けないんだけど
私はゆっくりと目を開けた。
夏「あ、ごめン、起こしちゃっタ?」
『え、な、夏目先輩……。』
頭の上に乗ってたのは夏目先輩の手か。
そしてなぜか抱きしめられながら撫でられてた。
夏「眠そうなAちゃんも可愛いネ…♪」
『かわいくないです、宙くんの方が何十倍も可愛いです…。』
夏「ン〜、流石のソラでもAちゃんには及ばないかナ…?
まあどっちもどっちだよネ♪」
『むむ…』
なんか恥ずかしくて先輩の胸に顔を埋めた。
てか今何時?
夏「っ…、あんまり可愛いことするト、ボクもそろそろ限界なんだけド?」
『私なんかしましたかね』
なんか周り暗いしまだ寝れるかな…?
とりあえず先輩の背中に腕をまわして目を閉じた。
夏「……話聞いてたのかナ…」
するとピンポーンとチャイムがなり、なんか人が入ってきた。
え、え何?怖いんだけど
つ「夏目くーん?起こしに来ましたよー」
夏「…チッ」
今の舌打ちめちゃかっけえもっかいお願いします((
ガチャ
つ「夏目くんにAちゃん、起こしに来ましたよ♪」
『つむぎ先輩なんで知ってるんですか』
夏「Aちゃんここまで運んだのセンパイだからネ。」
つ「はい、夏目くん疲れた顔してましたので!」
そうだったんだ…。
つむちゃん悪いがもう少し寝かせてくれ
つ「ほらほらAちゃん起きますよー?」
つむちゃんに引っ張られるけど夏目先輩に抱きついて抵抗する。
『いやあぁぁ』
夏「ちょっとセンパイ、引っ張らないであげてヨ。」
『そうだそうだ!起きてほしけりゃちゅーしろぉ』
夏「エっ」
つ「………」
私が夏目先輩にもたれて寝てると、額に柔らかい感触がした。
………え?
つ「ほ、ほら、しましたから、起きてくださいね!」
夏「ほんとにやりやがっタ……」
『?……??…………??????』
おかげで目はめっちゃ覚めた。
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Αγιάνο(プロフ) - 初めまして。Αγιάνο(あやの)と申します。偶然この作品をお見受けして、推しがメインに出ていたこともあり、一気に読み終えてしまいました。とても良い作品だと思います。更新、心待ちにしています♪ (2022年6月24日 16時) (レス) id: 1fbdbb976e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なめたけ | 作成日時:2022年3月26日 14時