《22》腹をくくります。 ページ23
・
荒木「それでは今日はここまでだ。遠征の荷物は明日には発送するぞ。準備しておけ。それと、桜井。ちょっと話がある」
・
・
待っとくからねー、と言う紫原くんに頷いて私は監督を追った。
・
・
・
荒木「紫原から話は聞いた。遠征、行きたくないそうだな」
『……はい』
荒木「どうするつもりだ」
『…』
どうすればいいのだろう。
私は兄から離れたくて秋田を選んだ。
遠征に行けば必ず兄を見ることになるし、
……比べられる。
・
・
・
『……行きます』
怖いと言えば嘘になる。
だけど、みんな頑張っているのに秋田に残るのも申し訳ない。
いい加減、腹を括るしかないのだ。
ようやく決断すると監督は一息ついて言った。
・
荒木「…行かないと言えば辞めさせていたがな、」
だけど監督の顔は優しかった。
58人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年7月1日 8時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もとかわ | 作成日時:2019年1月14日 19時