-開演-第一章-1話どうぞごゆっくりお楽しみください… ページ3
沙耶side
長年僕に使えてくれている執事が運転する車で僕は静かに笑っていた。
沙耶「今回はどんな
そんなことを考えているうち校門へついた。
車を出、歩き始めると何人かの生徒が振り向いた。
もちろんそこに
さつきの情報では男バスのマネージャーをしているらしい。
僕は見ている生徒にお辞儀をしながら校舎へ入った。
-職員室-
ガラガラ…
沙耶「すみません、本日転校してきました城川沙耶といいますが…自分のクラスの担任の方は…」
担「あ!私です!ようこそおいでくださいました城川"様"!」
ここもか…。
家が家だけあって僕は城川"様"と呼ばれる。全く持って吐き気がする。
沙耶「そ…そんな"様"だなんて…自分はただの生徒ですから!普通に呼んで下さいませんか?」
担「そうですか…分かりました!それでは早速ですがクラスに案内しますね!」
沙耶「ありがとうございます。それにしても先生お綺麗ですね…ご結婚していらっしゃるのですか?」
担「そんな…"お綺麗"だなんて…はい!結婚しています…!!」
沙耶「やはりそうでしたか!こんなにもお綺麗な先生を奥様にするとは…旦那様もさぞかっこいい方なのでしょうね…!!」
担「嬉しいわ城川さん!」
はぁ…お世辞だと言うのにここまで本気に捉えられるとは…呑気なものだな…。
-教室前-
担「それじゃあ城川さん、"入って来て"と言ったら入ってきてくださいね!」
沙耶「了解です。せんせ♪」
この時微笑んでいた僕を知ってるのは誰も居ない。
沙耶「あぁ…早くあってみたいな…僕の
《Look for the clown marionette》
"道化師は人形を探す"
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作者名:明萌瑠* | 作成日時:2016年5月20日 2時