【カゲプロ】＊メカクシティ育成ゲーム＊カノver.*１*

▼５ ページ5

｢お母さん、もう夕食できたー？｣

｢もうとっくにできてるわよ。冷めちゃうから早く食べなさい｣

リビングに行くと仕事から帰ってきたお父さんもいて、両親は先に食べていた。私は夕食を急いで食べ、その後は再び自室に行って携帯を手に取り、先程のゲームを開く。

｢修哉くんにも夕食あげよっかな〜｣

鼻歌を歌いながらごはんボタンをタップし、味噌汁をあげてみる。すると修哉くんは不満げな顔をして、口を開く。

『さっきカレー食べたばかりでお腹いっぱいだからさ……。今は遠慮しておくよ』

そう言った修哉くんは、苦笑しながら私に味噌汁を返す。
じゃあ……あ、頭撫でてあげよう。
私が修哉くんの顔をタップすると、顔がアップで映し出された。頭に指を置き、撫でてみると修哉くんは再び頬を赤く染める。
そして修哉くんの周りにハートが浮かび、ゲージに溜まっていく。

｢うおおぉ!! 溜まれ溜まれ〜っ!!｣

そう言いながら修哉くんの頭を指で擦っているとも言えるが、撫でているとゲージが満単になり、修哉くんの頭の上に緑の文字で｢レベルup！｣と現れた。

｢あっ、レベル上がった！｣

画面をタップすると｢赤いコインを30枚獲得しました｣という文が画面中央に表示され、もう一度タップすると修哉くんの頭から何かを考えているような、モコモコとした吹き出しが出ていた。
私はその吹き出しをタップしてみる。

『桃湖にお願いがあるんだけど……その、この格好だと寒いから、服を買ってくれないかな？』

あぁー、確かに半袖半ズボンで裸足は寒いよね……。
そう思ってショップのボタンをタップすると、｢ごはん｣｢ドリンク｣｢デザート｣｢服｣の４つのボタンが２列になって表示され、私は服のボタンを押す。

｢わ、沢山ある……！｣

画面には色とりどりの服が映し出され、画面を右へとスクロールしているとフードの左右に３つの白い丸が描かれた黒いパーカーが目に入った。そしてその隣には胸元がＶ字に切れた茶色いシャツ、紺色のズボン、黒いブーツがある。

｢この４つ、全部買いたいな〜……１つ５枚だから、全部買うとしたら赤いコイン20枚使うのか｣

20枚くらいなら使っても大丈夫かな……50枚あるし、買わないと修哉くんがまたムスッとしちゃうし。
そう思いながら私はその４つのアイテムを赤いコインを20枚消費して購入した。

▼６→←▼４

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す