パーカー姫【カゲプロ】

8　触らないで ページ10

「？」

気のせいだといいのだが…。

カ「…」

さっきから、猫目がガン見してくる。
正直鬱陶しいし、とにかくコイツ誰なんだ！？まぁ、相手の方がそう思ってるのには違いないが…。

「…;;」

気まずい。

さっき、緑のやつが何処かに行った。
つまり、少年と猫目と私の3人だけ。

カ「ねぇ…」

いきなり声をかけられた物で、ﾋﾞｸｯと肩を揺らしてしまった。
それに気づいたのかは分からないが、突然、猫目が笑い出した。

カ「怖がらなくてい〜よw」

…少し、この言葉を聞いて安心した。
先程から、ヘラヘラしたり、真顔になったり、表情がコロコロ変わる彼に、警戒心を抱いてしまっていたのだ。

「う、…ん」

すると突然、彼は、私のフードに手をかけたんだ。

「!?」

ﾊﾞｼｯ

カ「あ…」

「ｯ…！！」

…やってしまった。

見ず知らずの人を、この手で…叩いてしまった。
それに、私はヤンキーだから、もしかしたら…痛かったかな？

「ご、ごめんなさ」

急いで謝ろうとした瞬間、彼から出た言葉はこうだった。









カ「最低、君、なんなの？」

…とても、哀しかった。

9　突然の知らせ→←7　怪しい

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