パーカー姫【カゲプロ】

5　扉の奥 ページ7

「はぁっ、…」

私は息を吐く。
ここからは、彼等のいるところから少し離れていて、きっとバレないだろう。それに、あの白い人が、なんとかしてくれるだろう。

ﾄﾝｯ

「!?」

気づけば、目の前には『107』と記された、謎の扉があった。


……こんな暗くて物騒なところに、人なんて住んでいるのか？

ｺﾞｸﾘ

少々、興味がわいた。
何かあっても、殴っとけばいいな←

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

私はインターホンを押すと、また更に、フードを深く被った。

顔を見られたら、働くのに不便だ。
…まぁ、それ以外にも理由はあるのだが。

暫くすると、ｷｲｯという、扉の開く音がした。

ヒ「おばさん…誰？」

そこには、生意気な態度の、少年がいた。

…………おばさん？
まぁ、敢えて触れないでおこう。

「私は、空川A……いれて」

睨んでみると、案の定、少年は肩を震わせて「分かったよ…」と、少々、納得いかないような顔をした。

6　可笑しな集団→←4　正義のヒーロー

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