だからこそ ページ8
Aside
そして攻守交代し、洋ちゃんは惜しくもアウトを取られる。
次の亮さんもなんとか打ったものの、やっぱり足の状態が悪いらしく、アウトを取られてしまった。
亮さん……
亮介『アイツには、チームの足を引っ張ってると思ったら監督に言ってくれ、って言ってあるから』
洋ちゃんなら、どうするだろうか。
甲子園に行きたいと願うならば…やっぱり、亮さんを止めるべきだったのだろう。
でも、亮さんは、絶対にこの試合に必要な人だから……止めることなんて出来なかった。
それはきっと洋ちゃんも同じで、洋ちゃんは、一番亮さんと一緒に戦っていたいと思ってる。
だから、こそ……
するとその時、純さんが鳴ちゃんのチェンジアップを捉えた。
だけど思ったように伸びてくれず、スリーアウトチェンジとなってしまった。
……今、チェンジアップが打たれた時、鳴ちゃんがマウンドを蹴ったのは、
外野まで運ばれたことに対する苛立ち?それとも__
そして、5回に続き、再び満塁。
打たれたボールは亮さんのところに飛んでいくが、あと一歩のところで届かない。
するとその時、亮さんのグラブに当たったボールを、洋ちゃんが拾って、アウトを取ってくれた。
……やっぱり、2人はなくてはならない、とっても良いコンビ。
だからこそ、どうか……
終わり←嫌な予感
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