【ダイヤのA】可愛い彼女は花模様〈2〉 (ページ7)

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嫌な予感ページ7

Aside

先発の降谷くんの調子は限りなく良くて、あの稲実相手に先制している状態のまま、試合は続く。

そしてその時、雅さんがバッターボックスに立つ。

雅さんは迷いなく振ってきて、カウントは1-2。

もし雅さんに打たれてしまったら……そんな嫌な予感が頭を襲ったとき、

雅さんの打ったボールがセンター前まで飛んでいき、あっという間にカルロスくんがホームに帰って同点となってしまった。

そして続けて鳴ちゃんに打たれたボールは、フェンスに直撃して大きく弾かれる。

その間に雅さんがホームに帰って、2点目を取られてしまった。

そして、今度は丹波さんがマウンドに上がる。

だけど少し甘く入ったストレートを狙われ、ウチはホームランを取られてしまい、点差は2点差に。

丹波さん…これを引きずらずに、いつも通り投げれればいいけど……

そうは思っても、やっぱり心の何処かでさっきのホームランを引きずってしまっている丹波さんは、思うようにピッチング出来ていない。

雲行きが怪しくなってきたその時、一也くんの好フィールディングで1アウトを取ることが出来た。

そして丹波さんは自分で気持ちを立て直し、ウチはなんとかこの回を凌ぐことが出来た。