成宮の愛する彼女は御幸の愛する女の子で【ダイヤのＡ】

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「ね、ねぇ…お化け屋敷行ってみない？」









たまたま近くにあった
お化け屋敷を指差す。









お化けは嫌いだけど
ちょっと入ってみたいな。









好奇心っていうかなんていうか…。









鳴「A怖がって俺に抱きつくなよー？


そしたらちゅーしちゃうからな！


しかもえろいの…」









ニヤニヤしながら言う彼は
面白がっているのか本気なのかわからない。









「わ、私がお化け嫌いなの知ってるくせにっ///


意地悪…///」









こんなこと思うのってあれだけど…









普通男の子って
抱きつかれたら嬉しいんじゃないの…？









鳴「ま、せいぜい頑張れよ？」









またニヤって笑うと
お化け屋敷に連れて行かれた。









「く、暗っ」









文化祭の出し物とはいえ、
中は暗くてそれなりに雰囲気があった。









鳴「おー！


わくわくするなこういうの！」









「それは鳴だけd(「ぐわぁぁぁぁぁぁああああぁ」









「ひっ」









油断していたら、
変な声が聞こえてきた。









鳴は隣でクスクス笑っている。









鳴「A、今の状況わかってる？」









いかのも余裕な表情の鳴は
私の腕をチラっと見る。









「……へ？」









今の状況…









それは、私が鳴におもいっきり
抱きついている、という状況だった。









「あ…その…これは…


手がすべったっていうかなんというか…」









我ながら痛い言い訳だった。









鳴「でも抱きついてるのにはかわりないじゃん」









なぜか嬉しそうな鳴。









「……っ」









なんか悔しい…。









鳴「とゆーことでっ」









気づいたときにはもう遅い。









鳴の方に引き寄せられて、
自分の唇には鳴の唇。









「…んっ……ふ…ぁ…」









忠告された通り深いキス。









鳴は余裕そうで、
このくらいでギリギリな私は恥ずかしくなった。









でもなんだか嬉しくて…









鳴「恥ずかしがってるAも可愛い！」









あどけない笑顔で笑う鳴に
ドキッてした。









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