ブラックキング降臨〜恋に堕ちるまでのカウントダウン〜

キング実行中02 藤 ページ9

ジィ〜〜



ジィ〜〜




「見て、真顔でガン見されてるんだけど。あれは、久しぶりに俺たちに会えて嬉しいから？それとも煩いから睨まれてる？」




「いやいや、何時も楽屋で喋り倒しているガヤさんのが、よっぽど煩いでしょ。んで、あの真顔は、通常通り。」




「だよな！じゃあ、仲間に入りたいのか。しょうがねーな。」




うわっ、やっべ！
つい、獲物を見るようにジックリと
眺めちまってた。



って、見てたのはお前らじゃねーし
しかも、軽く悪口を挟みやがって
全部まる聞こえなんだよ……
悪かったな！
真顔が怖くて、自負してるっつーの。




チィッっ




って、まぁ違うって否定しても
北山を見ていたなんて本当の事は、言えねーし
ここは、何時ものよう喋り倒して
彼奴らと絡んどくのが
変な詮索もされずに済みそうだ。




「ガヤ〜俺らに会うの久しぶりだから話したいんじゃない？アレでしょっ、アレっほらっ、何時もの。あっ！爆弾トーク！」




「まぁな。やっぱり、ここはホームだよな〜スゲー落ち着く。」




「はい、ストップ！爆弾トークって……ガヤさんも久しぶりだからって面倒くさがらずにちゃんと突っ込んで、俺の予想としては、多分弾丸トークかマシンガントークって言いたかった筈……。爆弾トークってデカイのドッカーンで終わりだから。」




「それだよ、それっ！デカイのドッカーンってのをガヤにやって貰おうと思ったんだよ。なぁ、ミツ？」




「はぁ？なんだよいきなり俺を巻き込むんじゃねー。まだ、やる事があるから、宮田、しっかりニカの相手してやって。」




爆弾トークって……バカ！
でも、スッカリ聞き逃してた。
俺とした事が……
北山との撮影の事ばかりを考えていて
ニカのおバカ炸裂発言を
弄らずにスルーするなんて勿体無い。




「またまた、キタさん！そんな事を言って〜久しぶりのガヤさんに動揺してんのか？可愛いいのう。藤北〜ふぅ〜。」





「バカ！何年一緒にいると思っているんだよ…今更、動揺なんてしねーよ。なっ、なぁ？」




おっ、それ俺に聞いちゃってます？
宮田の質問にしっかり動揺している北山さん？




しかも、なんだか照れてるようで
これが噂のやつだろ？
まさか、こんなとこで拝める事になるなんて
宮、ナイスすぎる！



さすがヲタクなだけあって
ファンの心理とやらが分かるのか
サラッと藤北ってWordを
ぶっこんできやがった。




照れね〜ふ〜〜ん、これがね〜。
撮影で使えんじゃん。

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