中身は30歳、体は3歳 ちっさいおっさん奮闘記

3歳になっちゃった 07 北 ページ7

俺は、小さなハートを
ドキドキさせながら
タマに抱っこされている。





M「みちゅ〜〜はいっ、お茶だよ。」





おっさっきの藤ヶ谷とのやり取りで
喉がカラッカラッなんだよ。




Y「ちょっと待って、宮っち。お茶なの？ジュースじゃなくて？」




M「うん、みちゅがお茶って言うからさ〜」





Y「そっか。あっそれよりも、大事な事を伝え忘れてた。ミツの仕事なんだけれど、マネージャーと話して一週間様子を見る事にしたよ。」




そっか〜〜仕事ね……
みんなに迷惑かけちゃうなぁ……




でも、この姿じゃ無理だしな〜〜
中身的には、大丈夫なんだけれど
ここは、素直に謝っておくべきだよな。




親しき中にも礼儀あり。





K「……迷惑きゃけて、ごめんなしゃい…。」





あれ？また、みんなが固まっちゃった。
謝っただけだろ？




駄目だった？




Y「みちゅ、難しい言葉知ってるね〜〜。でも、みちゅのせいじゃないから大丈夫だよ。ごめんね、俺がミツって言ったからだよね。」





しまった〜〜
迷惑は、3歳児は使わない言葉なのか〜〜
また、やっちまった……。




T「そうそう、みちゅの服をどうにかしてあげないと、ほぼ裸の状態なんだよね〜〜これじゃ動き回れなくて可哀想。」




2「遊びたいよな〜〜。」





S「可哀想〜〜走り回りたいよね〜〜。」





走り回る気は、ないけれど
自由には動きたいな〜〜




Y「ここから1番近い子供服のショップに行って、何着か買って来て。それから、暫くは誰かの家で預からないとだよね。」




F「それなら俺ん家で預かるよ〜。服も買いに行くし〜。」




まっマジかよ。
藤ヶ谷んとこにお泊まりとか…………
3歳児の小さな小さなハート
爆発しちゃうんじゃない？




2「俺だって、みちゅと一緒に寝たい〜。」




S「俺も〜〜一緒に遊びたいし〜〜。」




T「じゃあ、誰かんちに皆んなで泊まろうぜっ。渉の家は？」




Y「構わないけど、勝手に決めたら可哀想だから。聞いてみよう〜〜みちゅ俺ん家に皆んなでお泊まりするんだけど、一緒に来る？」





K「うん、行く〜〜。」




よこーさんの家なら、安心。
何でも揃ってそうだし〜〜
絶対に、美味しいものが食べれる〜〜




Y「じゃあ、手分けしよう。洋服を買いに行く組みと食材の買い出し組みと俺ん家でお留守番る組みに。」




そして、
藤ヶ谷&タマが洋服を
よこーさん&宮田が食材で
ニカ&千賀がお留守番に分かれた。



うん、妥当な組み分けだな！

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