中身は30歳、体は3歳 ちっさいおっさん奮闘記

お泊まり会 01 北 ページ8

俺はブカブカの服と
ブランケットを巻いたまま
ニカに抱っこされて
車に乗り
よこーさんの家まで連れて来れた。




K「お邪魔しましゅっ。」





2「スゲ〜みちゅ、ちゃんと挨拶出来るんだね〜。」




そして、
リビングのソファーで降ろされた。




S「みちゅ、ここなら、まっ裸のままで動き回っても大丈夫だよ。」




いやいや、ないだろ……！
人様の家でまっ裸とか。




2「バカッ、まっ裸とかみちゅがわからないだろ〜〜。」




S「あっ、そっか〜。ごめん、ごめん。生まれたままの姿で大丈夫だよ。」




千賀〜〜バカッ。
普通の3歳児にはもっとわかんねーだろ。




Y「あった、あった。兄貴のとこの子供が置いてってた服。大きいけど、今のよりマシでしょ。みちゅ、これ着てようね〜〜あっ、その前にトイレ大丈夫かな？」




トイレか〜〜
3歳児ってどうやるんだ？
よくわからない……。
ここは、よこーさんに委ねてみよう。





K「トイレ行く〜〜。」





Y「よしっ、一緒に行こうか。」




抱っこされたままトイレに連れて行かれ
便器に座らされた。



成る程〜〜って
ちゃんと見たらスゲ〜ちっさ。




Y「終わったら、パンツ履いてからこれとこれをちょっと大きいけど着ておこうね。はいっ、これで好きなように動けるよ。」




おぉ〜〜ちょっとダボダボで
モタつくけど
さっきよりも大分マシ〜〜



自由だ〜〜




おっと、ちゃんとお礼しないと。





K「よこーしゃん、どーもありがちょう。」




ぺこりっ




濁点をちゃんと言えてないけど、
気にしない〜〜
これが、3歳児クォリティー。
大事なのは、気持ちだからな。





2「うわっ、何あれ〜〜可愛い〜〜。ちょこんってお辞儀してありがとうしてる〜〜。」




Y「どういたしまして。」





頭を撫でられた。





ふふっ、やっぱり頭を撫でられると
気分上がる〜〜




M「見た今の？頭を撫でらたら、ふにゃって笑って首をクシュってして、マジ天使〜〜。」





Y「じゃあ、俺と宮っちは、食材の買い出しに行って来るから、みちゅをお願いね。」




「はーい。」





Y「あっ、そうだった。みちゅ、何が食べたい？」




K「しょうが焼き〜〜」




あれ？この雰囲気は……
また、やっちまったパターンか？




Y「ハンバーグは、好きかな？」




K「うん、好き〜〜」




あっ、しょうが焼きは流された……。




Y「ハンバーグにしようね。」



早いとこ、3歳児の生態を調べないと
ボロが出ちゃう〜〜

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