中身は30歳、体は3歳 ちっさいおっさん奮闘記

旅行 移動編 02 北 ページ25

ヤバいと思っていたけれど
どうやら
レコーディングやらコンサートで
何度も歌ってきているから
身体と脳が覚えていた




と言う事になっていて
寧ろ、覚えている事を喜ばれて
みんなで自分達の歌を熱唱しまくりながら
ドライブをしている。




K「みゅちゃかみゅかみゅ〜〜」




全然、言えないし歌えてねーけど
身体もリズムに合わせて自然に揺れて
あぁ〜〜楽しい〜〜




そして、
パーキングエリヤに寄って
ちょっと休憩タイム〜〜
運転手は、タママに交代。




チャイルドシートから降ろされて
タママと千賀に両手を繋がれて
まずはトイレへ



トイレも済ませたところで
いい匂いがしてきた
そーいや、何にも食べてない。




お腹空いたな〜
でも、財布持ってねーんだよ俺。




よこーマリアのお宅に置きっ放し。




T「みちゅっドライブ旅行の醍醐味は、このパーキングエリヤで色々と買い食いするんだよ。何が食べたい？」



タママ〜〜買ってくれるの？
マジで俺のママじゃん〜〜




2「そうそう〜まだ8時前だから朝ごはんに丁度いい〜。」




でも、あんまり食べれねーからな……。
残すのも悪いから厳選して一個だけ
買って貰おう〜




美味そうだけどイカ焼と牛タンは
3歳児はダメだろ……
どーすっかな。




M「みちゅ〜これ美味いよ。はいっ、一口食べな。」




宮田が、ジャガイモを揚げたやつをくれた〜
ヤベっ美味い〜〜




K「美味しい〜みーやんっありがちょー。」




S「いたいた〜みちゅっこれ食べてみて。」




千賀がくれたのはジューシーメンチカツ〜
肉汁が半端ね〜〜




K「ケンちゃっありがちょー美味しい〜。」




みんなが色んなのをちょっとづつくれるから
お腹も一杯になり
タママには、飲み物を買って貰った。



しばらく、姿を見せなかった藤ヶ谷は
手にソフトクリームを持って
俺の方へと近付いてきた。



ヒョイっ




何も言わずに片手で抱き上げられ





F「ソフトクリーム食べる？はいっ。」




そんな台詞でさえもカッケ〜〜
差し出されたソフトクリームを口に付けると
甘い〜美味い〜〜




3歳児だから、味覚が変わったのか
甘い物がスゲー美味く感じる〜〜




K「ふぁ〜美味しい〜たぁしゅけっありがちょー。」




お礼を言うと
ソフトクリームを宮田に渡した藤ヶ谷
ん？何？



あぁぁぁ〜〜ダメェ〜〜



口の周りにソフトクリームが
付いていたみたいで指ですくい取り



ペロっ




F「甘い〜。」




ひゃ〜その指を舐めた。

旅行 移動編 03 北→←旅行 移動編 01 北

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す