忘れるという選択肢−2nd−【衣更真緒】

60択 ページ16

真緒「あーあ。もう終わったのか〜」



え、なんだ今更。

あんずちゃんにそう言った後私達の乗る新幹線
が到着する時間になった。乗り過ごしたらプロデューサー辞めさせますよ？とか言うジュンの冗談………いや、でもあれガチトーンだったんだよなぁ。冗談って信じたいな……はは

今は迷路の様な駅の中をとりあえず私1人だと迷うからと真緒と一緒に歩いている


もちろんリア充の言う恋人繋ぎなるものをして


どうやら新幹線の前まで見送ってくれるらしいTrickstarの3人とあんずちゃんは前の方で凄いキャッキャウフフしておる。なんだよキャッキャウフフって←


なに君達4角関係なの？そうゆうことなの？




真緒「なぁ、A」

A「ふぇ………なに？」





ちょっと真緒に言ったら爆笑されそうな事を考えていると急に呼ばれた自分の名前に少し肩が跳ねる


ふぇとか言っちゃったよ。とっさに出た言葉がふぇって…………。




真緒「少し、寂しいな」



え。え、なんだ。なんなんだこの破壊力。ジュンがデレた時以上に可愛いぞ…！！しかも寂しいって………



そんなの





A「私も寂しいに決まってるじゃんか。そりゃあ寂しいよ。だって1週間一緒に合宿してたけど実質こうやってそばに入れたのは今日だけだよ！？」



もっと、触れたいしそばに居たいよ

私は恋人繋ぎしている自分の手に少し力を込めて真緒の手を握る



真緒「………好きだよ」

A「な、なに急に！？」



しかも耳元で。おい知ってるんだろ私が耳弱いの。ほんっとにイジワルだ




真緒「いや、久しぶりに素直なお前見てたらつい、さ？」


A「……くぁ〜〜」



私は空いている自分のてで必死に顔を隠そうとする。だってずるいんだもん、そういうの。顔に熱が集中するのが分かる。あぁ、熱い



A「ほんっとにバカ。バカ真緒。



大好きだよ」

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