二十二話♪♪♪ ページ24
レイカの足音がどんどんと遠くなっていく。
A「雄くん、レイカ……ちゃんは？追いかけなくていいの？」
雄「っ……いつもあぁなんだ。」
雄くんは、数メートル先にあったゴミ箱にコーヒーの紙コップを捨て、ため息をついた。
雄「…前に言ったやつ、覚えてる？俺とレイちゃんは小さい時からずっと一緒なんだ。レイちゃんの出演してる番組には、ほとんど俺も一緒に出てた。その理由は、結構最近に知ったんだよね」
A「…なんだったの？」
雄「レイちゃんが、裏でお父さんにお願いしてたんだよ。俺と一緒に仕事が出られるようにしてって。」
…そういえば、レイカの父親はここの会社の社長なんだっけか。
やっぱり、エネの言う通り、すべてレイカが父親にたのんでしくんでいた事だったんだ…
雄「俺、それ知ってショックだったよ。今まで自分の実力でここまでやってきたんだと思ってたのに、本当はひいきされてたなんてね」
はは、と乾いた笑いが廊下に悲しく響く。
A「…それだけじゃないと思うけど」
雄「…え？」
A「だって、たとえひいきだったとしても、何の批判もされずに今までやってきたんでしょ？ていうことはやっぱり、雄くんには実力があるんだよ。」
私がそういいきると、雄くんは一瞬驚いたように目を見開き、すぐにいつもの笑顔にもどった。
雄「…そうか………やっぱり、俺サヤちゃんが好きだ」
A「…え」
雄「最初はあのライブで見て、一目惚れって感じだった。可愛いな、話してみたいなってくらいだったけど」
じりじりと雄くんが距離を詰めてきて、私は雄くんと壁の間に挟まれる。
雄「実際に話してみて、すげーいい子なんだなって思った。俺、もっとサヤちゃんのこと知りたい」
ドン と壁に手をつかれ、私は逃げ場を失う。
…どうしよう。近い…
A「…ゆ、雄く…」
雄「…俺と付き合って」
顔が近づいてきて、私は本能的に危険を感じ、おもいきり雄くんの肩を押した。
A「…だめっ」
雄「サヤちゃ…」
A「私、今付き合ってる人が…」
「Aちゃん？」
私の名を呼ぶ、女の子の声が聞こえた。
はっとして声の方を向くと、そこには私服のモモが…。
モモ「……なにやってるの？」
終わり
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まろん - セトおおおおおおおおおお！セトが大好きすぎて死にかけてますｗｗ更新楽しみに待ってます！頑張ってください( ＾∀＾) (2016年2月10日 19時) (
レス) id: 3b27bea78c (このIDを非表示/違反報告)
麻衣 - 更新を待ってます(≧▽≦)これすごく面白いです!!!!がんばってくださいね(*^^*) (2015年7月21日 22時) (レス) id: 25213b58aa (このIDを非表示/違反報告)
ボカロ、カゲプロなんでもこい！ - 凄く面白いです！！モモちゃん変なところで.....(汗)更新頑張ってください！ (2015年5月18日 6時) (レス) id: 3d32518aa2 (このIDを非表示/違反報告)
うなぎ@そらいろまふらーLove！(プロフ) - モモちゃんんんんんん！？(汗) (2015年4月6日 22時) (レス) id: b669b430ff (このIDを非表示/違反報告)
幸乃 - 変なタイミングでモモが来た(゜゜;) (2015年3月19日 2時) (レス) id: 688daf8497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオハ | 作成日時：2014年12月4日 21時
