貴方「は？別にあんたのことなんて好きじゃないんだからね！？//」セ「ひどいっす！」その4！

十九話♪♪♪ ページ22

〜〜〜〜〜〜そして









(……結局三人で捨てに行くのかよっっ汗)







私は現在進行形で、あの二人と並んで廊下を歩いていた。



ただゴミを捨てに行くだけなのになんでこんなに緊張してんだ私！！！！




雄「…サヤちゃん？」



A「…へっ、なに？」


雄「怒ってる？」



雄くんが私の顔を心配そうに覗き込んだ。





近くでみて、改めて思う。雄くんって、可愛い系の男子だよな。周りに気を使える優しい性格だし。こういうのが世の中の女性に人気の理由なのか。


まぁ私の方がかわいいけど←




A「…いや、怒ってないけど」



雄「…ほんと？」



A「(なんで疑う)本当よ」



雄「………はぁ、よかった……！」



ほっとしたように胸を撫で下ろした雄くんは、さりげない顔で




雄「さっきいきなり告白しちゃってごめんね？」







サラリといいやがった。





こいつはなんなんだ！？ド天然か！？レイカいるしそういう話やめよ！？？




ほら！ほら、ごらんなさい！レイカの顔が鬼のように……




レイカ「……雄」



雄「え？なにレイちゃん」



レイカ「どうして演技もまともにできないような女に告白したの。サヤのどこがいいの？」




単刀直入すぎるレイカの質問に思わず腹がたち、反論しようとした瞬間





雄「そういう風にいうのやめなよ」






雄くんが声を低くしてそう言ったのだ。


私はもちろん、レイカも息を飲んだ。









レイカ「…そ、そんな風にって…」



雄「レイちゃんっていつもそう。初対面の人に冷たくあたりすぎだよ。だからレイカは怖いだとか性格悪いだとか変なこと言われちゃうんだよ。そういうの直さないといけないと思うよ」



レイカ「…っ、なんでいきなりそんなマジになって…」



雄「俺だって怒るよ！好きな子の悪口言われるのは嫌だから！」





声を荒げた雄くんは、コーヒーのゴミをぐしゃりと握りしめて、うつむいた。





雄「……毎回共演者の人と仲悪いと…レイちゃんいずれ一人に…」




レイカ「誰に嫌われたって構わない！！私はただっ……あんたが………っ…」





そこまでいって、はっと言葉をとめたレイカは、涙目で走り去っていった。





……これは…大変なことがおこったな…

二十話♪♪♪→←十八話♪♪♪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す