【うたプリ×ブラコン】キミと奏でる愛という名のシンフォニーを【part３】

第３４コンフリクト、笑顔が一番似合うから ページ34

侑介「でも、つば兄が頑張れんのってお前がいるからじゃねぇか？」

貴方「え！？」


私は思いもよらなかった侑介くんのその言葉に耳を疑った


貴方「そ、そんなわけ・・・」

侑介「いや、ぜってーそうだよ！！」


侑介くんは私の言葉をさえぎってそう言った


侑介「俺だってお前がいるから頑張ろうって思えるし、たとえ離れてたってお前のこと思い出すだけでなんだか元気が出んだよ」

侑介くんは優しく微笑みながらそう言う


侑介「でもな・・・」


すると侑介くんは少し視線を落としてから、再び私の目をまっすぐ見て言った


侑介「だからお前にはずっと笑ってってほしいんだ」


びっくりするほど澄んだ瞳だった

その瞳を見ると心の底から私を気遣ってくれていることがわかる


侑介「昨日の夜さ、お前、俺が声かけようとしてた時、なんか悩んでたように見えたからさ」

貴方「！」


私は侑介くんに出会う前の出来事を思い出した


藍先輩と水族館に行ったこと


ううん、それだけじゃない・・・


嶺二先輩と行った海の見えるレストラン

翔くんと行ったキッチンパセリ


他にも皆との思い出が鮮明に思い出されていく

その記憶の中には、思いを告げてくれた人達の表情も浮かび上がってきていた

浮かび上がってきた皆の表情は・・・


『笑顔』だった


皆、私と同じように、このモヤモヤとした感情を持っているはず・・・

それに私は、まだみんなの気持ちに答えられていない

そんな状態で、皆は私の答えを笑って待っていてくれている

私と同じ・・・いや、それ以上に不安でモヤモヤしているはずなのに・・・


(・・・そうだよね)


皆不安なのに笑ってくれているんだよね

だったら私も皆のように笑わなきゃ

皆の思いにこ答えるためにも・・・


すると、ちょうどエレベーターがチーンという音を立てて３階で止まった


侑介「あ、じゃあ、俺はここで降りるな」


侑介くんがエレベーターから降りようとする

すると不意に立ち止まってこう言った


侑介「俺、お前の役に立てたかな？」


貴方「うん！侑介くんのおかげで元気が出たよ！」


満面の笑みで微笑むと、侑介くんも嬉しそうに笑う


侑介「やっぱお前には笑顔が一番似合うや」


侑介「だからずっと笑ってってくれよな・・・」

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やっと書き終わった！

このお話書くのに１時間以上かかってしまった…

スランプかしら(笑

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