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モモ視点
カ「ま、まぁこの話はもう終わりにしてそろそろ出かけようか!」
モ「え?出かけるって……どこに?」
するとカノさんはまたにっこりと笑い立ち上がった。
カ「何って、キサラギちゃんの携帯買いにだよ。機種変更しないといけないよね?確か近くに携帯屋があったはずだよ?」
キ「あぁ、確かにあったな」
団長さんは情報誌をめくりながら、めんどくさそうに返事した。
モ「い、いまさらですけど機種変更でどうにかなるんですかね……?そ、それに私が外に出ると………」
『携帯のことはお店で聞くとしてモモさんの体質のことなら大丈夫ですよ。ね、キドさん』
いつのまにかマヤ君とマリーちゃんが私の近くにきていた。
キ「ああ……まあな」
意味がわからなく焦っているとカノさんがクスッと笑った。
カ「実はね、キドの能力は自分の存在を相手に見えないようにすることが出来るんだ」
『けど、それは本質の一部でキドさんは『周辺にある任意のもの』も同様に存在感を見えなくする………これを僕らは『目を隠す』能力って呼んでます』
ということは………
モ「わ、私のことも消せるんですか!?」
興奮のあまり大きな声をだしてしまった。
カ「消すんじゃなくて存在感を限りなく薄くするっていう感じだね。キサラギちゃんも経験ないかな?自分に注目を集めるんじゃなくて、『何を』『どうしたら』注目を集めるかが、わかってしまうってこと………」
いくつもの記憶があてはまる……
『その顔は経験があるってことですね。そしてそれは、あなたの『目を奪う』能力が外部にも適用できるってことを……でも、今は意識するしないにかかわらず、注目を集めてしまっているんでしょうね』
カ「とにかく、キドの能力ならそれを完全に無効果できるから、安心していいよ」
難しい説明に頭がなかなかついていけない……
ただ、団長さんが買い物についてきてくれると
私に人が集まらないってことかな……?
マ「ね、ねぇマヤ………出かけるの?」
『ええ、まぁ………』
カ「ちょっと近くの携帯屋までねー……あっ」
カノさんはしまったという表情をした。
団長さんとマヤ君は「言うなよ」と威圧感を放っている………この団体の上下関係見えた瞬間だった。
マ「……公園の近く通る?」
『はい、一応通りますけど……なぜですか?』
マ「……マヤが行くなら行く。後、埋めたいから……」
マリーちゃんはそういい、台所へ向かっていった。
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トリュフ - 面白いです!!これからも頑張ってくださいっ! (2018年10月26日 12時) (レス) id: bed3358c42 (このIDを非表示/違反報告)
イチカ - 最近この作品を、見たのですが、とても面白くてビックリしました。これからも頑張って下さい (2016年5月5日 13時) (レス) id: 6cee49a922 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - デルオスさん» ありがとうございます!頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2015年4月25日 16時) (レス) id: 90628d5693 (このIDを非表示/違反報告)
デルオス - 続き楽しみにしてます(^^) (2015年4月25日 16時) (レス) id: 4238519239 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - おーえんしてマスー (2015年4月25日 14時) (レス) id: 612ff67cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:46猫 | 作成日時:2015年1月10日 0時