【FAIRYTAIL】メカクシトリップ☆魔法の世界へ☆【カゲプロ】

☆３９☆帰る方法 ページ43

あの後、闇ギルド討伐に成功したことを依頼主に報告した。無事依頼は成功となり、しっかりと報酬を頂いた。
　もちろん報酬は3人で分けられる。私にはフィリアとローリィがいるから少し多めに頂けるとのことだけど…


ﾌｨﾘｱ「A、これは貴方のものなんだからね。また全額寄付するなんて言うんじゃないわよ？」

貴「わ、わかった…こんなに大金を持つのは初めてかも…」


　すると突然スティング君は両手で顔を覆い、ローグ君は額に手を当てて複雑そうな表情をしていた。何故。
　その後スティング君が急に「俺の報酬も受け取れよ…」と差し出そうとしてきたのを全力で止めた。ローグ君も同様に差し出そうとして、これも全力で止めた。


　そんなこともあって、私達はこれから帰るところなんだけど…



貴「…やっぱり列車で帰るの？」

ﾌｨﾘｱ「それしか方法がないでしょ。結構遠いんだから」

ｽﾃｨﾝｸﾞ「勘弁してほしい…」


　スティング君なんか列車に乗ってないのに凄い汗だ。もちろんローグ君も同様。絶対私も凄い顔をしていると思う。



ﾚｸﾀｰ「ここは我慢して、列車に乗りましょうよ！」

ﾌﾛｯｼｭ「頑張ろ〜？」









　ピロリンッ



ｽﾃｨﾝｸﾞ「は？何だ今の音…」

ﾛｰｸﾞ「Aの方から聞こえたぞ」

貴「今の音は…これですね」



　今の音は間違いなくケータイの音。画面を開くとメールが1件、その内容が……




『時間かかってゴメンね！早速君の仲間を2人送ったよ〜。
　あ、正確に言えば1人かな。とりあえず近くに飛ばしたから後は何とかしてね！！』









ﾌｨﾘｱ「どうしたのA…え、凄い顔してるわよ！？」

ﾛｰﾘｨ「お、怒った顔だ…」


　神のふざけた内容のメールに怒りを覚える。とりあえず飛ばした？よし、次神にあったら氷水爆破(ひょうすいばくは)をお見舞いしてやろう、そうしよう。

　というか…正確に言えば1人ってどういうこと？2人なのに1人とは一体…



　すると、空から叫び声が響いた。


「ぎゃあああああああああ！！！」





ﾚｸﾀｰ「誰かが落ちてきますよ！？」

ﾌﾛｯｼｭ「人が落ちてきた〜！」

貴「あれって…」





　落ちてきていたのは、見覚えのある赤ジャージの少年。

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西 - この方角に福があるはずです

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