☆33☆結局 ページ37
列車内にて。
貴「う…ぐぅっ……」
スティング「もう、無理……」
ローグ「クッ……ハァ…」
滅竜魔導士である私達は顔色を悪くさせ、乗り物酔いに苦しむ。早く現地に着かないだろうか、正直言って限界に近い。
魔物や闇ギルドより恐ろしいもの…それが乗り物になるなんて思ってもいなかった…
レクター「もうすぐ着きますよ、頑張ってください!」
フロッシュ「頑張れ〜」
フィリア「まさかこんなに酷いなんて…」
ローリィ「大丈夫?」
心配してくれてありがとう、全然大丈夫じゃないよ。
乗り物酔いがこんなに辛いものだなんて思いたくなかった。
少しでも落ち着く方法は……あ、そうだ。
貴「フィリア…ローリィ、こっち…来て……」
フィリアとローリィをこちらに呼んで、ぬいぐるみのように抱える。
横になっていると逆に気分が悪くなってしまうから何とか座っていたいし…
貴「こうしてると…少し落ち着く、かも」
フィリア「これで落ち着くならいいけど…リバースしそうになったら言うのよ!」
吐かないように頑張る…絶対吐くとか嫌だもの…!!
…ふとスティング君とローグ君が静かになっていることに気付いて様子を伺うと、2人とも下を向いてしまっていて表情が見えない。相当しんどいんだろうな…早く着かないかなぁ。
―――
――
ちなみにこの時、スティングは葛藤していた。
Aがフィリアとローリィを抱えてその間に顔を埋める様子を見たことで、スティングは昨日と同様にその姿が可愛らしいと思っていた。しかしAの辛そうな表情を見ることですぐに心配へと変わる。
スティング(どうしたんだよ俺…らしくない、と言うか…)
じっと見ているとバレてしまうと思い、わざと下を向いて自身に言い聞かせる。いつもなら他人に興味を示さないはずなのに、何故Aに対してはこうも気になってしまうのか。
強さを目の当たりにしたから?同じ滅竜魔導士だから?
――ふと、ギルド前で戦った後のAの笑顔を思い出す。
スティング「―――っ!?」
レクター「あれ…スティング君顔が真っ赤ですよ!大丈夫ですか!?」
スティング「いや、な、何でも……う゛っ」
すかさず誤魔化そうとしたが乗り物酔いの気持ち悪さに襲われ、その後考えることすらできなくなったのであった。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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茎わかめ - この作品大好きです!いつも見てます!頑張って下さい! (2015年11月24日 16時) (レス) id: 503c9eef6e (このIDを非表示/違反報告)
カイ - 凄い面白いです更新頑張って下さい! (2014年12月30日 12時) (レス) id: 5b7af73d0b (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく面白いです!続きがきになります (2014年11月6日 4時) (レス) id: ed9fffba14 (このIDを非表示/違反報告)
光鶴(プロフ) - もうしばらくすると出てきます!髪・・・神しだいなので← (2014年5月24日 22時) (レス) id: 7027c2230a (このIDを非表示/違反報告)
ネトゲ廃人@みゅろん(プロフ) - (/ω\)メカクシ(_・ω・)_ダアン!のみんなは出てこないの? (2014年5月24日 21時) (レス) id: 2dab0aa14a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光鶴 | 作成日時:2014年4月19日 23時