【エレン】両 想 い 始 め ま す 。【逆トリ】

74：迷い犬、やってしまった。 ページ18

＊エレンside



「……」



少し反省しました感を出しておけば
Aが何か言ってくると思っていた。


しかし実際は。



「ハンジ料理下手すぎ！
私とリヴァイでやるからいいよー」



「そう？ じゃあ私は休んでよー」




そう言って寝ようとするハンジさんの
首根っこを掴む兵長。



「おい、サボんな」



「はぁい……」




何故。
兵長はともかくとして、ハンジさん。



俺のこと気にかけてくれないんですか！




いつものハンジさんならきっと。



「エレンー？ どうしたのー？
さてはAと喧嘩したんだろぉ？」




とか言ってくるはず。




なのに今日に限って。
寄ってこない。



異常なほどの孤独感。




謝れば許してくれるかな。
でも許してくれなかったらどうしよう。



口もきいてもらえないかもしれない。

俺だけ仲間外れにされるかもしれない。




―嫌だな、それは―




俺は覚悟を決め


すくっと立ち上がった。




「A！」




＊

作者：連絡事項＋追記１０/３→←73：迷い犬、拗ねている。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーカラー

あずきいろ

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