Key5 ページ18
眼が覚めるとわたしは暗黒大陸のどこかもわからない場所に倒れていた。
でも手にはしっかりとさっきもらった神杖が握られていた。
(それにしてもわたしが忘れてることって何なんだろう…)
それだけがどうしても思い出せなかった。
けど、今は、そんなことよりやらなきゃいけないことをしなきゃ。
わたしは神杖を強く握って叫んだ。
マヤ「アヒード・プロット!!!!」
叫ぶと同時にわたしの目に鮮明な映像が浮かぶ。
自分がシンドバッドとアルバに捕まり、そしてアリババが何かをしている映像が見えた。
この魔法は昔、ウーゴと考えたわたしだけが使える魔法。
一言で表すなら未来投影。
でもそれは自分の見たいものが見えるわけではない。
時には知らない人の結婚する姿や、喧嘩している姿だったりする時もある。
けれど、今回はちょっとラッキーみたいだ。
マヤ「アラジンを探さないと…」
わたしはソロモンの神杖によって使えるようになった重力魔法を使って、暗黒大陸を浮遊し始めた。
△▽△▽△▽△▽
なんで?どうしてアラジンの気配が暗黒大陸からするの?
それだけじゃない、モルジアナと白龍のルフの気配がする。
すると前方から砂の手が迫って来た。
とんでもないスピードで浮遊しているわたしにとって急ブレーキをかけて避けることは困難で。
そのままわたしは砂の手に突っ込んでしまった。
(や、やば…なんでこんなとこに手が!?)
?「誰かの気配がするんだ」
?「こんなところに人なんていないと思いますが」
?「ジュダルか!?もしかして」
どこからか聞き覚えのある声が……
アラ「!?マヤおねえさん!?」
そこには自分と同じ青い髪をしたわたしより少し幼いくらいに見える男の子がいた。
白龍「マヤ殿!?なぜこんなところに!?」
あれ?白龍…とモルジアナ…?
ってことは……
マヤ「ア、アラジン!?!?」
アラ「や、やぁ、久しぶりだね、マヤおねえさん」
わたしがいきなり叫ぶとアラジンは少し困った声で返事をした。
マヤ「2年で成長しすぎじゃない…?」
わたしの目の前には最後に出会った可愛らしいアラジンではなく、もう男の子だって意識させるアラジンがいた。
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舞衣(プロフ) - 名前変更できるようにしてくれませんか(´・ ・`) (2018年2月7日 3時) (レス) id: 52484bd7f5 (このIDを非表示/違反報告)
咲香(プロフ) - 名前変換が出来ません(><) とても面白い作品なので対応してくださると嬉しいです!!更新待ってます! (2017年4月28日 22時) (レス) id: 831f900924 (このIDを非表示/違反報告)
やなごん(プロフ) - 名前変換ができないのが少し気になります!でもこの小説すごく大好きなので、更新頑張ってください! (2017年4月26日 16時) (レス) id: d6988b317c (このIDを非表示/違反報告)
咲香(プロフ) - 初コメです!いつも楽しく読んでいます! ちょっと質問なのですが、主人公の名前を入力して変えても出てこないんですが、対応していない作品なのでしょうか? (2017年2月28日 19時) (レス) id: 831f900924 (このIDを非表示/違反報告)
MAYA(プロフ) - 日和さん» ありがとうございます!(^O^)更新頑張りますね〜! (2016年12月31日 18時) (レス) id: 10ba54ddce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MAYA | 作成日時:2016年9月5日 23時