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玉 座 を 守 る ページ11
空が赤く染まる。
一歩踏み出す度にジャリ、と音を立てる砂浜は、あの日ふたりで歩いたよりも、孤独だった。
家に帰りたくない訳ではないけど、帰ったらそれはそれで、あいつを思い出してしまいそうで。
でも。何気なくやって来た砂浜でも、あいつが頭をよぎることには変わりなかった。
波の音が、綺麗だ。
太陽が、綺麗だ。
「 ＿＿＿＿っ！？ 」
五線譜が、綺麗だ。
砂浜に、書かれている音符たち。
それは、紛れもなく、確実にあいつのものだった。
「 れお、くん… 」
弾かなくては。 この音符を奏でなくては。
幸いな事に、海から離れた位置に五線譜は書かれていたが、俺は慌ててそれをノートにうつす。
いつしか貰ったであろうシャープペンシルを砂浜に落とした事も気にせず、俺は走った。
学校へと走った。
あいつが、何かを伝えようと書いたものとは限らない。
だけど、俺はあいつの曲を……久々に聴きたかった。
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どーなつ。 - 面白かったです！！！繋げてみたら、ほんと、凄いです！！！(語彙力低下しました) (2023年1月5日 14時) (
レス) @page13 id: baff29f919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹 恋 | 作成日時：2018年10月28日 18時
