クズ5 ページ7
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「俺は、そんな事しません。」
話終わると、国見くんが急に声をあげた。
『国見くん……?』
「そんなに泣くほど苦しむんだったら、
俺と付き合って下さいよ。」
国見くんに言われて気付いた。
私、泣いてた。
『え、と、、、国見くん……?』
そうだ。今彼は私に告白したのだ。
私が動揺していると、
国見くんに腕を掴まれた。
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そして、強引にキスをされた。
『んぅ…っ』
私には彼氏がいる。
この唇を拒まなければ。
でも、男子高校生の力には到底叶わない。
それに、この唇を拒むことを惜しいと思っている私が居る。
彼氏がいるのだ。
分かってる。分かっているのに、
私はその柔らかい唇を、
捩じ込まれていく熱い舌を、
受け入れてしまった。
「そんなこと、していいんですか。
もう俺、止められませんよ。」
私はベットに押し倒された。
『いいの、、、!私だけ愛して……ッ!』
私は彼を強く抱きしめた。
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「A…さんっ……!」
『国見く…っすき、、すきぃ……っ!』
私は彼に体を許してしまった。
悪いことをしているなんて、分かってる。
でも、拒めなかった。拒みたくなかった。
こんなにも私を愛してくれていると感じるキスも、
私だけを愛してくれていると感じる行為も、、
初めてだったから、。
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作者名:ま や | 作成日時:2020年4月13日 20時