いちごオレ22 ページ23
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「オレ、思ったんだけど。
このココア、お前が飲んでさ。
それで感想教えてよ。オレ、その教えてくれた気持ちで演技するから。」
「はっはぁっ！！？」
ままっまま待って…それって要するに
私とおそ松くんが間接キスするって…事？
むっ無理…無理無理！！
私の顔は限界を知らないまま、どんどん真っ赤になっていく。
グルグルと目の奥にある水晶体は回っていて、
あばばば…と口を開けたり閉めたりを繰り返していた。
私は手を左右に振って、真っ赤な顔で必死に訴える。
「わっ私なんかが！！おそ松くんのはじめてを…！！」
「ん…まぁ…そうだけどよ。別に間接キスだし…よくね？」
はいっと私が持ってきたココアを、前に差し出した。
片手で頬をポリポリかきながら
おそ松くんは、頓珍漢な顔で首をかしげる。
対して私は、まだ首が飛んでいきそうな勢いで首を横に振っていた。
「でもでも！…」
私が言いかけたとき、おそ松くんの表情が少し険しくなる。
「…お詫び…」
ぽつりと呟くように言ったおそ松くんの顔色は少し黒い。
そっそうだった…。私、役作りの相手としてここにいるんだ。
そうだよ、きっとおそ松くんも私と間接キスなんてしたくないけど
演技のため、将来のため、仕方なくやっているんだ。
だがしかし、すぅ…と、冷静さを取り戻したからと言って
顔の温もりは消えるはずはない。
「やっやります…」
顔に熱がこもっていても、一応さっきよりは冷静さを取り戻した。
そっと、両手で包み込むようにココアの容器を掴んで
顔の目の前に持ってきた。
ううううう…手が震える…
「いっ頂きます。」
飲む前に、チラリとおそ松くんの方を見ると
おそ松くんは口を詰むって、私の瞳をよく見つめていた。
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MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (
レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい！そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします！ (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ！！！コレ神作過ぎませんか！？キュンキュンが止まらないです！！！ (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ！お召し上がりありがとうございます(￣ー￣ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MERORON | 作成日時：2018年3月13日 21時
