いちごオレ21 ページ22
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「あんさ。ほんで本題なんだけど…」
「！！ほほ本題…ですか…」
いきなり話を振られたので少々戸惑ったが、
いつもと同じ距離感に自然と戻っていた。
少し本音を打ち明けてくれたから、距離は縮まったと思ったが
所詮はは芸能人とファンの関係。
そう簡単には、仲が深まることなんて無い。
水筒と一緒に持ってきた第2話の台本を私は取り出して
おそ松くんに確認させるかのように、見せる。
「あぁ、それ。色々あっからな…」
おそ松くんは、目を細くさせて膝で頬つき、
おそ松くんは自分の台本と睨み合いが続く。
おそ松くんの台本には、
たくさんの青い付箋と赤い付箋がページの間に挟まってあって
表紙には【松野さん用】とでかでかと書かれてあった。
数分睨み合いが続くと、おそ松くんは
ふぅ…と深いため息をついた。
「んまぁ…。台本、目ぇ通した？」
「まぁ…一応目は通しました。」
「そっか。んじゃ、話はやいじゃん。
間接キスってしたことある？」
ド直球だ。ストレートボールが時速150キロ越えで
胸にあたった感じ。
私なんて、キスだなんて言葉を言った時点で顔が真っ赤かになるのに…
おそ松くんは、飄々した様子で今まで見たなかで一番真顔ではないか。
「ねぇ？あんの？聞いてる？」
言ってあげたいが、どうにも躊躇いがあって
私はきっと顔を赤いので、手の甲で隠しながら首を横に振った。
「家族と女子友達とならやった事はありますけど…」
「えーっ。もし、好きな異性と間接キスしたら、どうおもんの？」
「〜っ…。それは…」
もちろん、今まで好きなってきた異性などたくさんといるが
間接キスだなんて、好きな異性とやったことなんて無い。
好きな異性と間接キスって…どんな思いなんだろう…
「妙に、ドキドキしちゃって…
私の予想ですけど
手が震えちゃって、頭がシャットダウンしちゃって
飲み物の味がしない…とか？」
あくまで、予想だ。
飲む前はドキドキしたり、手が震えたりするのは漫画の描写とかで見たことは
あるけど、飲んだ後はどんな感覚なのか…。それはよく分からない。
「飲み物の味が…しねぇ？っ…むずっ」
おそ松くんは、なんだよ…それぇ…と呟きながら
頭を上下に揺らす。
お役にたてなくてごめんなさい…
もっと、他に良い心情の表し方を無いか思考回路を巡らせて考えていると
おそ松くんは、「ん？」と声を漏らした。どうやら何か思い付いたらしい。
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MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (
レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい！そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします！ (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ！！！コレ神作過ぎませんか！？キュンキュンが止まらないです！！！ (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ！お召し上がりありがとうございます(￣ー￣ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MERORON | 作成日時：2018年3月13日 21時
