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いちごオレ17 ページ18

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週末。


朝、私は早起きをして、保温水筒に

少しぬるくした、ココアを入れていた。

ドラマの撮影続きのおそ松くんへのちょっとした差し入れだ。

いつか雑誌で、おそ松くんは苦いの苦手だと書いてあったし

最近は春なのに雨続きで、肌寒くなってきている。

まぁ…いろいろ、調べて考えた結果の差し入れなんだけどなぁ。

溶かしたココアにミルクを注いで、一般宅にある普通のスプーンで

かき混ぜた。


隠し味で疲れが取れやすいっていう蜂蜜入れたけど。

遠慮されないかな…

慣れ慣れしいとか、変なこと思われそうだ。


大丈夫だと信じて、私はトートバックに

そっと水筒を入れる。


「よしっ…おっけー。」


前のように、自分でもビックリするようなオシャレをして

家を飛び出した。



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いつみても驚かされる大きなタワーマンションに

肩を震わせながら入って、インターホンの前に立つ。

一人で入るなんて…心細い

おそ松くんはいつも夜遅くまで働いて、寂しく帰ってきてるのかなぁ…

勝手な妄想をして、おそ松くんの部屋番号を打ち込む。


しばらくして、ノイズ音が走った後、おそ松くんの眠たそうな声が聞こえた。


「あの。私です。」


「あぁ…おっけ。今開けっから。」


インターホン越しでのおそ松くんの声が小さかったから、私もつられて

だんだん声が小さくなってしまいながらも、

既に高級感漂う絨毯の上で、ドアが開くのを待った。


「カギ開いてる…からぁ…ふぁぁ……勝手に入ってよ。」


「りょーかいしました。」


そして、ピッと電子音が聞こえてカチャッとロックが外れた音がドアの隙間から

聞こえた。


私はトートバックを握りしめながら、

ドアを前に押した。


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設定タグ:おそ松さん , 松野おそ松 , 学生松   
作品ジャンル:恋愛
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MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい!そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします! (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ!!!コレ神作過ぎませんか!?キュンキュンが止まらないです!!! (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ!お召し上がりありがとうございます( ̄ー ̄ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MERORON | 作成日時:2018年3月13日 21時

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