１７ガール ページ17
「あはは、じゃあAちゃんは……っと、もうこんな時間か」
カラ松さんと話し始めてから何分が経っただろうか。
もとから暗かった空がもっと闇を含み始め、辺りは街灯のあかりで微かに照らされているだけだった。
「……もう帰らなきゃ、かな。トト子心配しちゃうし」
「そうか、じゃあ俺送ってくぜ。闇がAちゃんを連れ去らないようにな…」
「んー、イタいですねカラ松さん」
「な、なにっ！？Aちゃんまでも傷つけてしまうのか…」
何言ってんだろこの人。
まだちょっとしか話せてないけど、少しはカラ松さんのこと知れたと思う。
でもなんかやっぱりつかめないんだよね。
「トト子ちゃんの家でいいのか？」
「はい、お願いします」
カッコつけてるけど、優しいし。
だっさい服だったけど、なんかかっこいいし。
かっこいいのかと思ったら可愛いし。
カラ松さんに気持ちを振り回されてる気がする
「カラ松さん」
「ん？どうした」
「上着」
ずるい私を発動する。
ごめんなさい、下心満載で。
「上着、また洗って返します。」
「ん？いや、いいぞ。荷物になるだろうから俺が持って帰る」
「……でも」
意味わかんない。
何でこんなに優しいんだろう
……すき。
「私が、またカラ松さんに会うきっかけにしたいだけです。
私が上着持ってたら、上着渡すためにまた会ってくれるじゃないですか
……下心しかなくてすみません」
「……」
カラ松さん何も言わない。
私をただじっと見つめる彼の視線が痛かった。
「……ごめんなさい」
「何を謝るんだ、素直に言ってくれて嬉しさで死にそうだぞ俺は」
「……え？」
「どちらかというと、きみが弟の上着を手元に置くというのが少し嫌だな。
だから、こっちと交換でどうだ？」
カラ松さんはポケットからサングラスを取り出し、私の掌に置いた。
サングラス常備してるんだとかいろんな突っ込みたいとこはあるけど、
「……私も、嬉しすぎて死んじゃいます」
「な、何故だ！」
今はただ、貴方の温かさに触れたかった。
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◇ Ｎａｎａ ◇(プロフ) - あああああああカラ松も夢主ちゃんもトト子ちゃんも皆可愛いよおおおおおおお((凄く面白くて、夢中で読んでました!!こんなに面白いお話を書ける人がこの世に存在したんですね…!続編も読ませていただきます!! (2016年6月10日 21時) (
レス) id: 1b43d596bb (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - カラ松かわいい めっちゃきゅんとした!!!!!! (2016年5月7日 13時) (レス) id: 32a7da3132 (このIDを非表示/違反報告)
猫松 - カラ松girlの私を更にカラ松girlにするなんて！文才あり過ぎですよー(((о´∀`о)ノ (2016年5月4日 20時) (レス) id: 4cb117398e (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - ★いーちごん★さん» そう言っていただき大変嬉しいです！素敵だなんて光栄です…！頑張らせていただきます！ (2016年5月3日 16時) (レス) id: bdfa4e2581 (このIDを非表示/違反報告)
★いーちごん★ - カラ松可愛いいい！！！もともとカラ松girlだったんだけど、もうそれ以上に好きになりました！！素敵なカラ松をありがとうございます！！これからも頑張ってください！！ (2016年5月3日 3時) (レス) id: a7b40fea04 (このIDを非表示/違反報告)
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