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そんな...。 ページ29

貴「お、ぼえて...私の事、覚えてないの?」

そんな...そんなことって...。

涙があふれてきた。

返事がないってことは...覚えてないってことだと思う。

花「...ワリィ。」

そう言って私の手を振り払ってこっちを振り向かずに屋上から立ち去ってしまう。

貴「うぅ...ひっく...うわぁぁぁん!」

私は屋上で思いっきり泣いた。

途中でチャイムが鳴っていたが気にしなかった。

泣き続けた。

やがて涙は止まったけど、心は晴れない。

覚えてくれてなかったってことは、所詮そのくらいの女だったのかな?私って。

ああ、もうやだ。

洛山に帰りたい。

帰ってレオ姉に抱きしめてほしい。

なんでここに来たのかも忘れちゃった。

『でもね、Aちゃん。寂しくなったり、辛くなったら、いつでもここにいらっしゃい。

  私たちはいつでも貴女の味方よ。』

ふいに浮かんだレオ姉の言葉。

私は無意識にレオ姉に電話をかけていた。

prrrrrrr

ガチャ

実『Aちゃん?どうしたの?』

レオ姉は授業中にもかかわらず電話に出てくれた。

貴「うう...レオ姉......私、私......。

  会いたい。会いたいよ...レオ姉......。」

実『!!今どこ?』

貴「霧崎第一高校の屋上。」

言ったところで来てくれるはずがない。

実『ちょっと待ってろ!』

レオ姉がいきなり男口調になった。

実『何があった?』

貴「えっと...。」









貴「で、寂しくなって、レオ姉の言葉を思い出して、電話しちゃった。

  ごめんね。迷惑だった?」

実『いいえ。寧ろ嬉しいわ。』

え?嬉しい?

貴「なんで?」

実『だってあなたに頼ってもらえたのよ?ありがとう。』

ガチャ

屋上のドアが開いた。

振り返るとそこには...。

貴「え?」

そこには_____の姿があった。

温もり→←匂い 〜花宮side〜



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非常口*(プロフ) - 来ました。頑張ってくださいね^^* (2014年1月13日 0時) (レス) id: c119c531ba (このIDを非表示/違反報告)
マツコーラ(プロフ) - ななな、なんと!是非!お友達になってください! (2014年1月12日 15時) (レス) id: 3c29a2ff0c (このIDを非表示/違反報告)
かずみ - 初めまして、続き頑張って(^_^)ノ応援します(*^▽^*)友達になってくれませんか? (2014年1月12日 15時) (レス) id: 1ff2ac125f (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぎん(プロフ) - ぺんぎんです! 遅くなって申し訳ございません……。これからも頑張って下さいね!! (2014年1月9日 22時) (レス) id: b8a7c938dd (このIDを非表示/違反報告)
黒子シュナ(プロフ) - すごく面白いです!!応援してますので、更新頑張ってくださいね(*´∀`*) (2014年1月8日 1時) (レス) id: 4a6bf48781 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マツコーラ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/gedoukusari/  
作成日時:2014年1月3日 17時

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