【黒バス】木吉先輩の双子は転生系女子の様で~six~

262.nouvelle ページ12

桃「あっ、赤司君に渡さないと!!」

目的を思い出したのか、慌てた様子で では!! と出て行ってしまった

(人1)「桃井ちゃん、いつもやってるの?」

虹「ああ。前に無理すんなって言ったら、してないっつってたけどさあ。赤司に頼まれたら早くて3時間、遅くても2日で完璧にまとめてくんだよ。…早いわ」

桃井ちゃんすげえ

仕事が早いのはいい事だけど、無理はしないでほしい

体調を崩したら大変だ

桃井ちゃんが無理しない為のストッパーみたいのがいればなあ

……

(人1)「いるじゃん!!」

虹「何だよ、急に大声出すな」

(人1)「あ、ごめん」

突然大声を上げた私に顔を顰める

虹「んで、どうしたよ」

(人1)「桃井ちゃんがさ、無理しない様にする、そんなストッパーがあればなーいればなーって考えてたんだけど」

虹「……ああ。分かった」

(人1)「多分合ってるよ。彼奴ですよ」

(人1).虹「青峰(君)」

面白い位見事にハモる

謎の笑いが込み上げてきて、我慢できずに笑ってしまった

(人1)「ですよねー」

虹「それしか思い浮かばなかったわ」

思考が似てるっての?

…まあ、撲滅委員会の全員、この答えになるだろうけど

変な所で全員一致の回答が出るんだよね

笑うわ

(人1)「さて、このideaを思いついたのはいいけど」

虹「無駄にアイデアの発音いいな」

(人1)「どうやってその流れを作ろう」

虹「無視すんなよ」

今のってそうするのが正解でしょ?

え、違う?

あー…

気にしたら禿げるよ

全員が将来禿げる呪いをかけたからね

虹「もう、青峰になってやれって言えばいいんじゃね?」

(人1)「あの青峰君がいけると思ってるの?」

そう言うと、修造君は無理だなって顔をした

虹「希望は捨てちゃいけねえよ。希望は前に進むんだよ」

(人1)「それどこの苗木だよ」

はぁ、と溜息を1つ吐き、もういいやと投げやりに口を開く

(人1)「もういいか。面倒だし、修造君の言う通りにしよう」

虹「A、疲れてんだろ」

(人1)「そりゃ疲れてるよ。弓道で射ちまくってきて、テツ君に驚かされ、桃井ちゃんにタックルされて…」

ばーんてやって、びくってなって、どーんってされたお陰で疲れました

…自分で自分が何言ってるのか理解不能

もう1度溜息を吐いた時、足にコツンとボールが当たった

それを拾うと、すみません と赤髪少年がやってきた

(人1)「はい」

赤「ありがとうございます」

(人1)「あれ、桃井ちゃんには会いました?」

赤「いえ、会ってませんよ」

まさかの!!

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