鬼ごっこをしましょう【２】 ページ20
エマside
鬼ごっこは、Aとノーマンとレイが無事制限時間内に逃げ切ったみたい。
安心した。
けど、シスターは最初から私達の弱点と収穫を見たことを知っていた。それに、味方だとも言った。
ノーマンの弱点は”体力”
レイの弱点は”諦めが少し早いところ”
私の弱点は”甘さ”
シスターはあの時私達の弱点をそう言った。
でもAのことは、
「A、あの子は３歳辺りまではとても不器用だったらしいわね。でも６歳の頃には全ての弱点を克服した。あの子には何があったのかしらね」
って言った。
そんなことまで知ってるなんて、ママがシスターに情報を渡した…？
『……マ！…エマ！』
「んえぇ！？A！？」
『大丈夫？』
心配そうに私の顔を覗き込むA。
眉を下げて風邪？熱でもある？と顔をペタペタ触るAに、こんな状況でも可愛いと思った。
いや待て待て、と慌てながら「大丈夫だよ！」というとAは「そっか良かった」と胸を撫で下ろす。
「隊列組んでチームで逃げなきゃダメだ」
ノーマンが小声で話す。
「各者各チーム能力や得意不得意でカバーし合える割り振りに」
「でも今日１番知りたかったことも判った」
「うん」
レイとノーマンの会話を聞きながら私は「私はあなたの味方よ」とシスターが言ったあの言葉の意味を考える。
ママの罠？
それともシスター…
「背後はとれる。まずシスター。多分殺すことは不可能じゃない」
ノーマンが少し、怖いと思った。
ｰｰｰ
シスターside
「……なんて化物を飼っているの、この家は……」
と同時に、
なんて素晴らしい商品をつくり上げたのイザベラ。
能力的に見て”標的”の最有力候補はレイとノーマンね……でも、エマも捨て難い。
A、あの子の情報は幼い頃急激に成長したということぐらいしか対した情報が無かったわ。
何を考えているかも分からない…。
そして、もう１人……。
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仙里(プロフ) - シスター・クローネが自己紹介時にシスター・クローネとなっていますよ。すごく面白いです (2020年2月23日 21時) (
レス) id: e74e5ba2d3 (このIDを非表示/違反報告)
hono - 私は最年長の三人組が推しだと思っていたのですが・・・フィルは思っていませんでしたwww確かに猫口可愛いですよね！！！ (2019年2月15日 20時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
同志スターリン - 可及的速やかにコミンテルンの創設が必要である (2019年2月11日 16時) (レス) id: b0598bc4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ネック(プロフ) - あさん» 指摘コメントありがとうございます！女の子らしい肉体を…と思いそのような設定にしたのですが、確かに10歳の女の子、胸はまだ成長途中ですね……。早急に設定を変更させていただきます！ (2019年2月11日 10時) (レス) id: 77510b3074 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 10歳なのに胸がそこそこって...小学生年齢に何を求めてるのでしょうか。少しその設定が引っ掛かりましたので今回は少し低めの評価を押させて頂きました。これからも頑張ってください。 (2019年2月11日 9時) (レス) id: 23fc808fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネック | 作成日時：2019年1月26日 0時
