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会議室を出ると、扉の横に身体を預けるトド松がいた。
目が合うと「来て」と小さく言われ、その後へ着いて行った
長い廊下を何度も曲がり、着いたのはトド松の自室。どれだけでかいんだこのアジトと心の中でつぶやく
部屋の中に入ると、ガチャリと鍵がかけられた
「…それ、おそ松兄さんにつけられたんだね」
目線は首元に注がれていた。それとは首輪のことだろう
「君、もしかして生きて帰れるとでも思ってる?だとしたら笑っちゃうね」
敵意むき出しの声。挑発のつもりか
そんなことを言うためだけに呼び出したのなら殺すぞ
「そのつもりだけど。あいつに首を飛ばされるぐらいなら、自分で心臓を撃ち抜いた方がマシよ」
先ほどチョロ松から渡された銃を手に取って言う
「お望みならここで殺してあげましょうか?」
「ここで僕とやり合って死ぬのは君だけど遠慮しとくよ。部屋が汚れるのは勘弁してほしいしね」
トド松はデスクトップを開き、なにやらパソコンに打ち込んでいる
「僕だって好きでやってるわけじゃない。おそ松兄さんに感謝することだね」
画面に映し出されたのは字の羅列で機械に疎い私には何がなんだかさっぱりわからない
「ご自慢のハッキング?」
「そんな言葉遣いしてちゃ男できないよ。まぁ君には無理か」
「余計なお世話」
「侵入しやすいよう、あっちの機械を全て止める。もって数分だろうからその時間を逃したら終わりだよ」
「まってまって。入るのはいいけど、出るときはどうしたらいいの。
「言ってたろ、警備が厳重だって。出るときは君でなんとかして」
言うだけ言って最後は丸投げか
乗り込みに不安が募るだけだった。
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クマノミ(プロフ) - 凄い!続き楽しみにしてます!頑張って下さい! (2018年8月30日 21時) (レス) id: 065e534e11 (このIDを非表示/違反報告)
殺鬼 - ななさんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2018年7月30日 12時) (レス) id: 38d6181df5 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 衣さん» 衣さんありがとうございます〜!更新頑張らせていただきます!! (2018年1月26日 20時) (レス) id: a84706a8e9 (このIDを非表示/違反報告)
衣 - うち、ななさんの小説すきっすこれからもがんばってこだせえ (2018年1月24日 0時) (レス) id: 9169589da1 (このIDを非表示/違反報告)
衣 - おもろ!続き楽しみ〜 かんけいないけどうち、不良だお (2018年1月24日 0時) (レス) id: 9169589da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2017年12月17日 10時